クロエ・モレッツ、「ダーク・プレイス」で演じた悪女は「イッちゃってる」!インタビュー映像公開
2016年6月20日 19:00

[映画.com ニュース] 「ゴーン・ガール」(2014)の原作者ギリアン・フリンの長編小説を、シャーリーズ・セロン主演で映画化した「ダーク・プレイス」の特別映像が公開された。物語のキーキャラクターを演じたクロエ・グレース・モレッツが、映画の魅力を語っている。
1985年に米カンザス州の田舎町で、母親と娘2人が惨殺される殺人事件が発生する。唯一生き残った8歳の末っ子リビーが15歳の兄ベン(タイ・シェリダン)の犯行を証言したため、ベンは終身刑を宣告される。28年後、大人になったリビー(セロン)のもとに、有名事件の真相を追う「殺人クラブ」から招待状が届いたことをきっかけに、事件の意外な真相が明らかになっていく。ニコラス・ホルトが「殺人クラブ」のメンバー・ライル、モレッツが犯行当時のベンの恋人ディオンドラを演じる。
映画は犯行当時を描いた過去パートと28年後の現代パートで構成されており、モレッツはこれまでにないアダルトな魅力を振りまき、家庭に居場所がないベンを翻ろうする魔性の女を熱演している。モレッツは「人の心を操る小ざかしくてイッちゃってる子よ。カンザスの農場に住んでいるごく普通の男の子(ベン)を操って彼の生活を滅茶苦茶にしちゃうの。彼は自分がわからなくなって、最終的に心とは裏腹なことをやってしまうのよ」と意味深発言。「(ディオンドラは)お金持ちの子で、貧乏な男の子と付き合うのよ。彼(ベン)はお金がないから言いなりなの。彼女はそういう“子犬”を探していたの」と役柄をほうふつさせるいたずらっぽい笑みを浮かべる。
フリン作品の魅力については「“これでもか”って感じよね。“いつか出口が”って考えて待っていてもまったく光は射さず、さらに闇の部分が出てきて驚かされるの。うつ病や麻薬や死や殺人や悪魔崇拝まで盛りだくさんにね。それが完璧に構成されていて、どんなに不気味でも先を読みたくなるの。彼女の描く世界はすごくリアルよ。どんなにヤバそうな世界も(実際に)起きそうな気がするもの。とんでもない才能の持ち主だわ」と最敬礼だ。
共演したシェリダンやセロン、メガホンをとったジル・パケ=ブレネール監督についても言及しており「シャーリーズ(・セロン)は私の究極の目標で大好きな女優よ。10歳のときに『モンスター(2003)』を見て『こんな演技ができるなんて』と驚いたわ」と目を輝かせて語っている。
「ダーク・プレイス」は、6月24日から全国公開。
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