水中の女神・田中雅美、苦手なものは“陸”「おまけに歌も下手です」
2016年6月18日 13:00

[映画.com ニュース] ディズニー/ピクサーの長編アニメーション「ファインディング・ドリー」の最速プレビューイベントが6月17日、東京・TOHOシネマズ日本橋で行われ、日本語吹き替え版声優を務めた元水泳選手・田中雅美が舞台挨拶に出席した。
大ヒット作「ファインディング・ニモ」の約13年ぶりとなる続編。ニモの救出劇から1年後の海を舞台に、マーリンと旅した忘れんぼうのドリーが、家族を探す冒険に出る姿を描く。2000年の豪シドニー五輪で銅メダルを獲得し“水中の女神”と称された田中が、今作で声優に初挑戦している。
もの忘れの激しいドリーにちなみ、「苦手なことは?」と問われた田中は、「陸が苦手! 今も苦しいくらいです」と告白し客席を驚かせる。苦笑しながらも「陸の運動がまったく苦手です。走るの遅い、ボールを投げても飛ばない、動いているものを目で追えない、バランス感覚がない、おまけに歌も下手です」と語り、「これは水泳選手の“あるある”なんですよ。あと足首が柔らかく捻挫しやすいので、現役の時はヒールやサンダルを履けませんでした」と明かしていた。
田中が声を吹き込んだマカジキは、出番は少ないながらドリーの「家族の思い出」と繋がる重要な役どころ。「セリフがひと言なので、皆さん見つけられないかも。目を凝らして見てください!」と呼びかける。ひと言でもリテイクを重ねたそうで、「演出で『強すぎる』『最後がわざとらしすぎる』と、10回以上チャレンジさせていただきました。さすがピクサー作品、少しもゆずらないという現場を感じました」と振り返った。
物語について聞かれると、自身の現役時代を重ねあわせ「ドリーを見て、オリピックに向かう自分を思い出しました。挫けそうな時、仲間や家族、周りの人のおかげで到達できるものがありました」としみじみ。さらに、シドニー五輪の400メートルリレーで獲得した銅メダルを持参しており、「仲間4人でとったメダルです。(当時は)3番手に日本かドイツどちらかと言われていて、不安な私にチームメイトが声をかけてくれたおかげで、0.3秒差でメダルを獲得できました」と話していた。
「ファインディング・ドリー」は、木梨憲武、室井滋、上川隆也、中村アンらが日本語吹き替え版声優として出演。7月16日から全国公開される。
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