来日中のジョディ・フォスター、監督作「マネーモンスター」に自分の100%注いだ!
2016年6月3日 13:00
[映画.com ニュース] 来日中のオスカー女優ジョディ・フォスターが6月2日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた監督作「マネーモンスター」のトーク付き試写会で舞台挨拶に立った。
フォスターにとって4度目の長編監督作となる本作は、ジョージ・クルーニーとジュリア・ロバーツを迎えたリアルタイムサスペンス。司会者リー・ゲイツ(クルーニー)の軽快なトークと財テク情報で高視聴率を稼いでいるテレビ番組「マネーモンスター」の生放送中に起きた、立てこもり事件のてん末をスリリングに描く。ロバーツは、人質に取られたゲイツを救おうとする番組ディレクターのパティを演じる。
来日は約8年ぶりとあって、会場は通路にまで立ち見客があふれる超満員状態。割れんばかりの歓声で迎えられたフォスターは、「ファンの方々が新作を楽しみにしてくれているのが伝わってきてうれしい」とニッコリ。今回の来日でさまざまなテレビ局を訪れたそうで「日本のテレビ局は『マネーモンスター』に登場する番組スタジオとすごく似ているけど、1つ違うのは『マネーモンスター』のセットは日本よりも清潔でないことね」と茶目っ気たっぷりに語った。
フォスターは、本作でも緊迫感あふれる筋運びで監督としての才能を見せつけているが、「監督は難しい仕事。作品のビジョンは自分が100%もたらさないといけないし、映画を製作している時の選択は、色味や音を含めて全て監督にゆだねられる。自分の中に強さや自信が必要ね。監督をすると決めた時は、他のことはまったく考えないの」と力強く語った。
作品作りには、製作も兼ねたクルーニーの力が大きかったそうで「何年もかけて脚本を練って、いい形になったところでジョージに見せて出演を快諾してもらった。ジョージがその段階でいくつかアイデアをくれたから、それを含めて私たちの故郷である(『タクシードライバー』などを手がけた)ソニー・ピクチャーズにプレゼンしたら、すぐオッケーをもらえたの。プロデューサーとしてのジョージのおかげね。ジョージもジュリアも役者としても素晴らしいけれど、友人としても特別な絆で結ばれているの。映画からもその絆が感じられると思うわ」とほほ笑んだ。
先日ハリウッドで殿堂入りを果たしたフォスターは、トム・クルーズら著名人の手形が並ぶ東京・日比谷シャンテの「合歓(ねむ)の広場」に設置する手形を取ることに。ハリウッド女優・監督としては初と聞くと「うれしい!」と顔をほころばせていた。
「マネーモンスター」は、6月10日から全国公開。
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