市川海老蔵&中村獅童「勧進帳」で熊本にエール「少しでも元気になってもらいたい」
2016年6月1日 13:30

[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優の市川海老蔵と中村獅童が6月1日、都内で行われた秋の特別公演「古典への誘い」発表会見に出席した。10月1~26日に全国各地をめぐる演目は、能楽舞囃子「安宅」と歌舞伎十八番の内「勧進帳」。本興行では9度目、国内巡業では初めて弁慶を演じる海老蔵は「一生懸命公演をして、地方の多くの方にご高覧賜りたい」と期待を込めた。
一方、富樫役が初役となる獅童は「海老蔵さんは見ての通りふだんからこのエネルギーなので、3時間くらい一緒にいるとこっちがヘトヘトになる」と苦笑い。それでも、「海老蔵さんとは去年、三池崇史さんと宮藤官九郎さんに手がけていただいた新作『六本木歌舞伎』をやりました。前回は全くの新作で、今回はザ・古典。気分も全然違う。全身全霊で努めたい」と意欲を明かした。
巡業地には地震の被害を受けた熊本も含まれており、海老蔵は「自分ですぐできることはしていましたが、今回は熊本・八千代座にうかがい『安宅』『勧進帳』をさせていただく。気を引き締めて、何かのお力になれればいいなと思います」とニッコリ。獅童も、「役者は舞台を務め、見て頂き勇気づけ、元気になってもらうことしかできない。大変な時だと思いますが、少しでも元気になってもらいたい」とエールを送った。さらに壇上にはくまモンが登場し、自らの出演を土下座で懇願。そんな姿に、海老蔵は「八千代座では度々出てくれた。『勧進帳』は出られないけど、終わった後に15分くらいのものを作ろうか?」と愉快そうに話し、獅童は「すげえ、俺初めてだ。嬉しい」と対面を喜んでいた。
また、その後の報道陣による囲み取材では、片岡愛之助と藤原紀香の披露宴についての質問が飛んだ。海老蔵は「マスコミ先行だから、よくわからない。(相談の)連絡は来ていたけど、その話はしていないかな。でもやる方向で動いているんじゃない?」と煙に巻く。同い年の獅童は2人へのアドバイスを求められたが、「今は幸せですが、僕は一回失敗していますからね」と言葉を濁していた。
秋の特別公演「古典への誘い」は、10月1日から鳥取・米子コンベンションセンターで開幕し、26日に東京・浅草公会堂で千秋楽を迎える。
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