坂東玉三郎、芸術監督務める「鼓童」35周年公演に自信「連綿と続けてきたもの詰まっている」
2016年5月30日 17:30

[映画.com ニュース] 歌舞伎俳優の坂東玉三郎が芸術監督を務める太鼓芸能集団「鼓童」の創立35周年記念コンサートの記者懇親会が5月30日、都内のホテルで行われた。
鼓童は新潟・佐渡を拠点に発足し、1981年にベルリン芸術祭でデビュー。玉三郎は2001年から佐渡で指導を始め、03年に「鼓童ワン・アース・ツアー スペシャル」を演出。12年に芸術監督に就任し、これまで世界47カ国で5600回を超える公演を行っている。
節目となる35周年記念コンサートは8月18~20日に東京・港区のサントリーホールで開催。新日本フィルハーモニー交響楽団との共演となる第一夜「出逢い」、太鼓本来の魅力を追求した新作の第二夜「螺旋」、ダンス集団「DAZZLE」らとコラボする第三夜「飛翔」と、連日趣向を変えた舞台を披露する。
佐渡に通い続けて15年となる玉三郎は、「太鼓と舞踊は離れていると思われるが、歌舞伎は大太鼓がないと演じられない。私には近しいものであったし、打楽器を流麗にしていくことが大きかったし、音に対するこだわりが持てた」と感慨深げ。コンサートに向けては、「第一夜は集大成的なもので、第二夜は古典と新曲がぐるぐる回っていくイメージ。第三夜は新しいウエーブとのコラボで、メンバーが演奏者としてどう向き合うか。これまで連綿と続けてきたものが、この3回に詰まっています」と自信のほどをのぞかせた。
玉三郎が指導を始めた01年に入団し、現在は鼓童代表の船橋裕一郎も「玉三郎さんには、生活のすべてが舞台につながることを教えられた。今は音色を無限に広げている最中で、太鼓の可能性を十分にお見せできると思う」と意欲。石塚充は、「メンバーはこれからを担う20~30代で構成されています。定番の曲にも新しい解釈を加えたり、新しい0地点からのスタートという意味合いもあります」と新境地に腕を撫していた。
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