第二次世界大戦下の広島の町並みがよみがえる こうの史代原作「この世界の片隅に」新ビジュアル
2016年5月30日 04:00

[映画.com ニュース] こうの史代氏の漫画を片渕須直監督がアニメーション映画化する、「この世界の片隅に」の第2弾ビジュアルが公開された。被爆によって崩壊する前の広島県産業奨励館(現・原爆ドーム)など、今は見ることができない第二次世界大戦下の広島の町並みが再現されている。
第13回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞した原作漫画は、第二次世界大戦下の広島が舞台。日本海軍の根拠地である呉の地に嫁いだ18歳の少女すずが、幾度も空襲にあいながらも必死に日々を生き抜く姿と、やがて訪れる昭和20年の夏を描く。
「アリーテ姫」「マイマイ新子と千年の魔法」を手がけた片渕監督が、約4年前にアニメ化の準備を開始し、クラウドファンディングサービス「Makuake」で支援を募ったところ、2015年3月9日~5月29日の82日間で同サービスでの国内最高記録となる3374人が参加。目標金額の2000万円を大きく上回る3622万4000円が集まり、注目度の高さをうかがわせた。
クオリティが高いと謳われる漫画のアニメ化とあって、「このマンガがすごい!」(宝島社)編集長の薗部真一氏は「僕らの暮らす日々との地続きを堅実に描きつつも、絵の『乱れ』までもが演出という衝撃的な技法をもって、人のつながりの理想形を提示するある種の寓話として成立させた。この域に至ったマンガ表現をいかに描くのかは、マンガと同様に成熟しつつあるアニメーションという文化にとっても、挑戦であろう。楽しみでならない」とコメントを寄せている。
「この世界の片隅に」は10月から東京・テアトルほか全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ

か「」く「」し「」ご「」と「
【予想を突き抜けた”編集部員No.1”】観たらまさかの超良作!! 純度100%の切なさに感情崩壊
提供:松竹