今井雅之さん一周忌に“遺作”公開、川平慈英「まーちゃん、できたよ映画!」
2016年5月28日 12:15

[映画.com ニュース] 2015年5月に他界した俳優の今井雅之さんが原作・脚本・演出・主演を務めた舞台を映画化した「手をつないでかえろうよ シャングリラの向こうで」が5月28日、全国27スクリーンで公開された。主演の川平慈英をはじめ、共演のすみれ、七海、別所哲也、奈良橋陽子監督らは、東京・お台場シネマメディアージュで舞台挨拶に立った。
今井さんが本作の製作に着手した昨年3月の映像が公開され、「夢はかなう。思い続ければ。やっとこの日を迎えることができました」とほほ笑む姿が映し出されると、奈良橋監督は目を真っ赤にして「彼はずっと一緒でした。ずっとみんなの中に生き続けると思います」と言葉を振り絞った。一方、川平は「最後の最後に主役を持っていきますね。やられました」とほほ笑み、「まーちゃん(今井)が言ったように夢はかなう。そのメッセージを感じていただければ。生きていく活力になれば嬉しいです」と客席に語りかけた。そして、サプライズで登場した他のキャストも含む“ファミリー”全員で手をつなぎ、今井さんへの思いを共有し合った。
また、この日が今井さんの一周忌ということもあり、川平は「まーちゃん、できたよ映画! This is for you」と天国の今井さんに呼びかけた。そして「まーちゃんの夢のかけらのひとつになれたこと、役者としてこの映画に参加できたこと誇りに思います。まーちゃんと僕らのゴッドマザーである奈良橋陽子さんがいなければ、僕はここにいない。雅之ファミリーのパッションと魂、奈良橋陽子の愛が詰まった映画です」と本作への思いを述べた。
さらに別所も「この間偶然、芝公園で女性に『別所さん!』って腕をつかまれて、振り返ったら雅之の奥さんで。『映画ありがとうございます』って言ってくださった。今日という日がきて本当によかった」とニッコリ。さらに友情出演した中居正広との共演シーンについても触れ「雅之が見ていたらダメ出しするだろうなっていうくらい、ちょっと強面な役でした」と懐かしそうに振り返った。
映画は、妻を守るために罪を犯してしまった軽度の知的障害を持つ男性・尊真人が、ヒッチハイカーの麗子と出会ったことをきっかけに、数奇な運命をたどってきた自身の人生を回想する姿を描く。
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