本物のギャング対策班&危険地域での撮影!「トリプル9」監督、あくなきリアリティの追求
2016年5月27日 19:30
[映画.com ニュース] 「ザ・ロード」(2009)、「欲望のバージニア」(12)で知られるジョン・ヒルコート監督が、ケイシー・アフレック、キウェテル・イジョフォー、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストをそろえて撮り上げた「トリプル9 裏切りのコード」について語るインタビュー映像が公開された。
米アトランタを舞台に、元特殊部隊員と悪徳警官で構成されたギャング一味が、警察の緊急コード“999(トリプル9)”を利用して警察の機能を10分間停止させ、不可能犯罪に挑むさまを描く。999とは、職務中の警官が撃たれる非常事態が発生し応援を呼ぶ際に使われる警察コードのこと。ギャング一味のリーダー・マイケル(イジョフォー)は、ロシアンマフィアの女ボス・イリーナ(ウィンスレット)に国土安全保障省への襲撃を命じられ、汚職警官のマーカス(マッキー)らメンバーを招集する。アフレックが、計画の標的となる正義感の強い警官クリスに扮する。
これまでにもハードな犯罪ドラマを手がけてきたヒルコート監督は「犯罪ものの映画の多くがリアルさからかけ離れていると感じる。この映画の世界観で重要なことは、リアリティに根ざすことだった。だから、僕たちはリサーチを徹底した」とこだわりを語る。その道のプロである警察の“ギャング対策班”を招へいして「一緒に作業し、常時セットにいてアドバイスをもらった。何が起こり、何が起こらないか技術的なサポートやアドバイスをたくさん受けることができた」と意見を反映させるスタイルをとり、さらに真に迫った映像を求めて「現実の世界でも多くのギャングがいる地域」で撮影を敢行。「そういう地域(犯罪多発区域)を強制捜査するシーンに生かされている」と自信のほどを語っている。
本作の製作を志した理由として「これまでたくさんの犯罪サスペンスを見てきたが、僕の目を引いたのはこの“999”というアイデアだった」と明かす。「聞いたことのない言葉だし、(悪徳警官にとっては、“警官を殺すか殺さないか”という)素晴らしい倫理的なジレンマを引き起こす。新鮮なアプローチだった。このコードが発動されると、警官は全員その場に駆けつける。警察の気をそらしたいときの究極の方法にもなるんだ」。
「トリプル9 裏切りのコード」は、アンソニー・マッキー、アーロン・ポール、ノーマン・リーダス、ガル・ギャドット、ウッディ・ハレルソンらが脇を固める。6月18日から全国公開。
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