マイケル・ムーア激白!「我々アメリカ人に伝えられてきた“ウソ“を暴く」
2016年5月26日 08:00

[映画.com ニュース] 過激なアポなし突撃取材で知られるマイケル・ムーア監督が、最新ドキュメンタリー「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」について声明を発表。「最も危険で破壊的な映画」と評された本作では、「我々アメリカ人に伝えられてきた“ウソ“を暴き」、「アメリカの国民に、いかに簡単にまともな社会を築けるかを示している」と激白した。
「ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」でアメリカ社会に巣食う社会問題を一刀両断にし、母国の体制を批判してきたムーア監督が、米国防省による極秘のミッションを引き受け、“侵略者”としてヨーロッパ各国の“ジョーシキ”を“略奪”し米国に持ち帰るという内容。ムーア監督は声明内で「戦争や他国侵略のためにお金を使うのではなく、他の民主主義国家は自国の人々のためにお金を使っているとしたら?」と問いかける。
本作の取材で「何度も目撃した一番大切な事実」は、「女性が真の政治的・経済的権力を持つ国は全ての国民の生活がより良くなる」ということだという。映画では、各国の教育・司法・労働の実情から、米国民が「長い間欺かれ、間違った方向に導かれてきた」ことを示したと語り、「何百万人もがこの事を知り、この作品からインスピレーションを得られればゲームは終わりです。ウォール・ストリート、利権独占の政治家、とにかく『どうしたって実現出来ないんだ!』と言い続ける上司や長老。とにかくこれは、彼らによる集団のウソなんです」と主張する。
すでに「マイケル・ムーアの最高傑作」というレビューが出回っているが、「それに異論はありません。あなたが目にする今年の最高傑作だという自信があります。面白くて、空いた口がふさがらない、2時間を最も有効に使えます(プライベートに割く時間としても短いしね)」とアピールし、「とにかくお約束できるのは、がっかりさせる事はないでしょう」と断言。自身のTwitterやFacebookに感想を寄せてほしいと呼びかけ、「アメリカの歴史において、このタイミングでこの映画を完成させられた事をとても嬉しく思っています」と締めくくった。
「マイケル・ムーアの世界侵略のススメ」は5月27日から全国公開。
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