「シビル・ウォー」キャラクター解説 キャスト・監督が語るチーム・キャプテン・アメリカ
2016年4月29日 05:00
[映画.com ニュース] マーベル・スタジオ最高傑作の呼び声高い「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」が4月29日に公開される。キャプテン・アメリカとアイアンマンがアベンジャーズの責任の所在をめぐり対立し、最強集団は真っ二つに決裂。自分が信じる“正義”のため、“友情”のために戦うキャプテン・アメリカ・チームのキャラクターたちを、米ロサンゼルスで行われた会見や、監督のジョー&アンソニー・ルッソ兄弟のインタビューなどからひも解く。
キャプテン・アメリカ(以下キャップ)が体現するのは、「アメリカそのものではなく、名誉やモラル、価値観といった世界共通のもの」と語ったクリス・エバンス。第2次世界大戦中、米陸軍の極秘実験「スーパーソルジャー計画」で超人兵士となった愛国者の青年は、悪の秘密組織ヒドラとの戦いで戦闘機ごと墜落。70年後の現代で、氷漬けの状態で発見され復活して以来「ずっと自分の居場所を探していて、アベンジャーズのなかにそれを見いだした」。倒したはずのヒドラが国際平和維持組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」を内部から崩壊させた事件で組織に対して不信感を抱いており、アベンジャーズの責務は自分たちで決めるべきと主張。そこへ旧友ウィンター・ソルジャーがテロ実行犯として指名手配され、「自分勝手とも取れる行動」に出るが、エバンスは「それは家族を大事にするというスティーブの本質から出てきた行動」と分析。「常に大義のために個人としての欲求を抑え戦っていたが、今回は自分の欲求を優先する。これまでとは違う面白い変化だと思う」と語っている。
キャプテン・アメリカと「最後まで一緒だ」と誓い合った親友。大戦時の任務中に貨物列車から転落死したとされていたが、ヒドラにより暗殺者としてよみがえっていた。現代でキャップと再会し、洗脳で消されていたはずの記憶を取り戻し始める。キャップにとって「ウィンター・ソルジャーはこの世に残された最後の親友となる。責任を負わされる前の自分を思い出させてくれる存在だ」とエバンスは語り、アンソニー・ルッソ監督は、「ウィンター・ソルジャーの中のバッキーの心を動かすことができる」と一途に信じ続けていることが、「キャプテン・アメリカを特別な存在にしている」と解説する。
「キャプテン・アメリカの新しい同志であり、現代における親友」とジョー・ルッソ監督は語る。戦場で友を亡くし、米空軍を退役したサムは、同じように過去の友を忘れられずにいるキャップのピンチを知り、極秘開発された人工翼を取り戻し現役復帰した。エバンスは、今作でのチーム編成について「キャップは、今ではもうすっかり右腕のような存在になっているファルコンから始めるよ。そのファルコンは、“ちょっとした過去”を持つアントマンを引き入れる」と明かした。
観察力と状況判断に優れた弓の名手。同じくシールドのエージェントだったブラック・ウィドウとは、他のメンバーに隠していた家族を紹介するほどの仲だった。一度はアベンジャーズを引退したホークアイだが、「キャプテン・アメリカが最初に電話をかけてきたから」、キャップの陣営に就いたとジェレミー・レナー。「退屈していたのも関係していて、おまけに友だちが助けを必要していた」と前線復帰の理由を明かす。それだけでなく、命の恩人であるクイックシルバーの双子の姉、「スカーレット・ウィッチを助ける必要があった」とジョー監督は補足する。
東欧の小国ソコヴィア出身。子どもの頃にスターク社の爆弾による爆撃で両親を失い、志願したヒドラの人体実験で、感情の強さに比例するテレキネシス能力と心理操作能力を手に入れた。人工知能ウルトロンの反乱ではホークアイの後押しでアベンジャーズとして戦う覚悟を決めた。「本領を発揮すれば、空港でのバトルも5秒で片付いてしまうくらいパワフルな存在」なので、「内面的な葛藤や欠点を与えて力を制限」したとジョー監督は明かす。それについてエリザベス・オルセンは、「スカーレット・ウィッチは冒頭で大きな間違いをして、自分の存在に疑念を抱くようになる。彼女の弱点は自分自身がブレーキとなってしまう点だと思うの」と説明。強大なパワーのせいで自由を奪われることに辟易し、キャプテン・アメリカ側で戦うことを決意する。
身長が1.5センチの蟻サイズに縮小する一方で、パワーが増大する特殊なパワードスーツで戦う元泥棒。最愛の娘のヒーローになるための戦いで、ファルコンと一戦を交えたことがきっかけで、キャプテン・アメリカにリクルートされる。ジョー監督いわく、パワードスーツの開発者であり、“師匠”でもある科学者ハンク・ピムがアイアンマンを嫌っているため、その影響を受けたアントマンがキャップに味方するのは当然だそうだ。
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