落ちこぼれの高校生がアウシュビッツの歴史に触れ涙 「奇跡の教室」予告編完成
2016年4月26日 17:00

[映画.com ニュース] フランスの高校を舞台にした実話を映画化した「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」の予告編が公開された。熱血教師がやる気のない生徒に真摯に向かい合う姿や、授業に招待されたアウシュビッツ強制収容所の生存者レオン・ズィゲル氏の話を聞き、生徒たちが涙するシーンが映し出される。
貧困層が暮らすパリ郊外の高校の落ちこぼれクラスに赴任した歴史教師アンヌは、生徒たちに歴史コンクールに参加するよう促すが、アウシュビッツというテーマに生徒は反発。その後、アンヌが強制収容所の生存者を授業に招待すると、生徒たちは生き証人の悲惨な状況を知り、この日を境に変化を見せる。
主演はベテラン女優アリアンヌ・アスカリッド。マリー・カスティーユ・マンシオン・シャール監督が、落ちこぼれクラスの元生徒だったアハメッド・ドゥラメの体験を基にした脚本を執筆しメガホンをとった。
「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」は、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町、角川シネマ新宿ほか8月全国順次公開。6月24日から開催のフランス映画祭2016でも上映され、マンシオン=シャール監督が来日する。
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