エルマンノ・オルミ監督、日本に向けたビデオメッセージで平和への思いを語る
2016年4月24日 08:00

[映画.com ニュース]「木靴の樹」「聖なる酔っぱらいの伝説」などで知られるイタリアの名匠エルマンノ・オルミ監督から、最新作「緑はよみがえる」の公開を記念し、日本に向けたビデオメッセージが届いた。オルミ監督は「真の平和は武器で勝ち取ることも守ることもできません」と警鐘を鳴らし、「ひとりひとりが平和を希求することで平和な国はつくられる」と訴えている。
映画は、第1次大戦下のイタリアでオルミ監督の父親が経験した事実を基に製作され、戦地で命を落とした若者たちの痛みと悲しみを描いた。
ビデオメッセージは、映画の撮影地でもあるイタリア・アジアーゴの自宅で撮影された。オルミ監督は、第2次大戦後の日本の復興に触れ、原子爆弾による唯一の被爆国である日本について「どの国よりも苦痛を味わった国」と表現。命の尊さと平和への道を「誰よりもまず日本に教えてほしい」と真摯に語っている。
「緑はよみがえる」は、若手俳優アレッサンドロ・スペルドゥーティが、オルミ監督の父親をモデルにした若い中尉に扮し、オルミ監督の実の息子で、撮影監督のファビオ・オルミが35ミリフィルムで撮影した。
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