ディカプリオの「レヴェナント」愛がほとばしる!5分超のインタビュー映像公開
2016年4月22日 10:00
[映画.com ニュース]第88回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、撮影賞の3冠に輝いた「レヴェナント 蘇えりし者」(公開中)の特別映像が、公開された。不屈のハンターを演じ、オスカー俳優となったレオナルド・ディカプリオが約5分半にわたって作品の魅力を語っている。
狩猟中に熊に襲われひん死の重傷を負ったヒュー・グラス(ディカプリオ)が、メンバーのジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に殺害された息子の無念を晴らすべく、苛酷な自然環境の中で生き抜こうともがくさまをダイナミックな映像で描く。
ディカプリオは、本作の出演を決めた理由を「アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの作品だからだ」と言い切る。「アレハンドロはとても個性的な監督で、観客が物語の世界に浸れるような映像を撮るんだ。いつも独特なスタイルを守っていて、彼にしか撮れない映像を作る。そんなことができる監督は本当に少ない。今回は壮大な作品で、彼の個性が生きているよ」。
ディカプリオはまた、「監督の相棒」であるエマニュエル・ルベツキ撮影監督の手腕にも言及し「監督たちの目標とする映像がきちんと実現できたと思う。バーチャル・リアリティの世界に入ったように主人公たちの体験を味わえる作品だよ。カメラの動きも素晴らしい。原野を自由自在に動いたかと思うと、登場人物の細かな感情をしっかりと撮る。まるで旅人の視線のように感じると思う。このカメラの目線が、キャラクターの1人のように思えるかもしれないね」とリアリティあふれる画作りの魅力を語っている。
自身が演じたグラスは、アメリカの伝説的な人物だが「民間伝承によって広まった物語だが、彼は実存した人物であり、この事件も本当に起きた。多分監督は、この物語を映像詩のような作品にしたかったんだ。絶望的としかいえない状況で生き延びられたのは、強い精神性のおかげだ。ヒュー・グラスは人間の可能性を証明してみせた」と語る。
さらに、グラスの精神力は、先住民族の妻との間に生まれた息子への愛のたまものだという考えを示し「ヒュー・グラスが息子に教えるのは、存在を悟られないように生きることだ。当時も、人種差別の問題が存在していた。父は子にこう伝えていたんだ。『俺たちはなんとしてでも生き抜いていくぞ』。その精神は、グラスが仲間に見捨てられ、たった1人で原野で生き延びるときにも大いに役立った」と分析している。
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