「美しい熊本を取り戻したい」行定勲監督が復興への尽力誓う
2016年4月19日 18:00

[映画.com ニュース] 熊本出身の行定勲監督が4月19日、東京・日比谷の日本外国特派員協会で開催された「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2016」(SSFF&ASIS)の特別会見に出席。地震で甚大な被害を受けた故郷での体験談を語るとともに、「美しい熊本を取り戻したい」と復興への尽力を誓った。
15日から熊本に帰省した行定監督は、この日の午前中に福岡から戻ったばかり。16日未明の本震を経験し、東京でもちょっとした建物のきしみなどに敏感になっていると明かした。電気・水道がいまだ復旧していない現地で、同郷の俳優・高良健吾をはじめ、自身がディレクターを務める菊池映画祭のメンバーたちと給水活動を行ったことを報告するとともに、「どのように復興への道をたどるのかを模索していきたい」と決意をにじませ、「皆さんの知恵を貸していただければ」と呼びかけた。
行定監督は、「くまもと映画プロジェクト」として制作した「うつくしいひと」がSSFF&ASIS 2016のクロージング作品として特別上映されることから、会見に駆け付けた。昨年10月に撮影された本作には熊本城の姿も収められており、「この映画を撮ってくれてありがとう」という被災者の涙ながらの感想に、胸を痛めながらも「撮っておいてよかった」という複雑な心境だと告白。本編は、4月22日まで公式サイト(http://kumamotoeiga.com/)で特別配信されているが、公開に向け積極的に働きかけると同時に、チャリティも絡めた展開も検討中だという。
SSFF&ASISを主宰する俳優の別所哲也は、「映像が人と人とをつないでいく映画祭が復興の一助となれば」と真摯に語った。ショートショートフィルムフェスティバル&アジアは、米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭。第18回となる今年は、6月2日~26日に東京・横浜の全6会場で開催される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

パディントン 消えた黄金郷の秘密
【シリーズ“最高”の一作】ありがとうパディントン、そして…まさかのお別れ!? 絶対に映画館で観て!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタツアー”は行くべきなのか?
【忖度なしレビュー】「ハリポタ」ファンが徹底検証!! ここはGWに行くべきか?楽しめるのか?
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

超暴力的・超過激・コンプラ全無視
【地上波では絶対無理!】狂キャラたちが常軌を逸した大暴れ! つべこべ言わずに観てみろオラァ!!
提供:DMM TV

マインクラフト ザ・ムービー
【予想の5倍面白かった】そして、この映画で人生がレベルアップする【息つく間もない“楽しさ”連続】
提供:ワーナー・ブラザース映画

GWに人類終了のお知らせ
【サメ!ゾンビ!ガメラ!】狂った名作・怪作が無料大量放送!! ありがとう“GWの夜”が決まった!
提供:BS12

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー