阿部寛主演!東野圭吾「疾風ロンド」を吉田照幸監督で映画化
2016年4月13日 05:00

[映画.com ニュース] 東野圭吾氏の人気サスペンス小説「疾風ロンド」が映画化されることになり、俳優の阿部寛が主人公となる医科学研究所の研究員・栗林和幸に扮していることが明らかになった。「サラリーマンNEO」「あまちゃん」の演出で知られる吉田照幸監督のもと2月24日にクランクインした撮影は、間もなくオールアップを迎えようとしている。
累計発行部数100万部を突破した同名原作は、ベストセラーを連発する東野氏が「より多くの人たちに読んでもらいたい」と願い、17年ぶりに文庫書き下ろしで出版した意欲作。執筆中から映像化を望んでいたそうだが、「おそらく無理だろうと諦めていました。撮影が困難だということは、素人でもわかるからです」。それだけに、「今回の映画化には驚きました。あのとんでもないシーンが、あの愉快なキャラクターたちが、どんなふうに描かれているのか、今からとても楽しみです」と完成を心待ちにしている。
映画では、大学の研究所から違法生物兵器「K-55」が盗まれ、犯人からは「人質は全国民。身代金3億円を用意しろ」と脅迫メールが届く。そんな窮地に白羽の矢が立ったのは、しがない主任研究員の栗林。手がかりがつかめないなか、「犯人死亡」の一報が届く。まさかの事態に呆然としながらも、大惨事を回避するため、犯人の遺品からつかんだ「日本最大級のスキー場」へと向かう。
阿部が演じる栗林は、仕事はいまひとつ、さらに家庭でも思春期の息子とのぎくしゃくとした関係に悩むという“頼りない”役どころ。大学時代以来となるスキーでの滑走にも挑んだようだが、「ほとんど忘れているだろうなと思っていたのですが、体は覚えていました。自転車に乗る感覚に近いんですかね。もちろん、そんなにうまくないです。でもその分、栗林が滑るシーンでは、すごくリアルで下手な演技になったと思います」と手応えをつかんだ様子だ。
初タッグとなった吉田監督に対しては、「『サラリーマンNEO』を見たときは、監督ってキレキレの演出をなさる人なんだろうなと思っていました。でも意外と優しくて、そばに寄り添って演出してくださる」と信頼を寄せる。一方、阿部との仕事を熱望していた吉田監督は「やはり際立って個性が出るなと思いました。なぜか目がいくんです。スターだと思いました」と最敬礼。さらに「主役として、映画全体を背負っていらっしゃるというのはこういう事なのかという気がしました。あとは一緒にコラボレーションして、話し合ってやっていくことを求められている方なので、自分自身が勉強になりました」とコメントを寄せている。
「疾風ロンド」は、11月26日から全国で公開。
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