「魔法使いの嫁」がアニメ化!OAD製作&イベント上映も決定
2016年3月24日 23:30
[映画.com ニュース] ヤマザキコレ氏の漫画「魔法使いの嫁」をアニメ化するプロジェクトの始動が発表され、種崎敦美ら声優キャストと長沼範裕監督ら主要スタッフが明かされた。あわせて、原作のファンタジックな世界を忠実に再現したビジュアルとグランドPVも披露された。
「月刊コミックガーデン」(マッグガーデン刊)で連載中の原作漫画「魔法使いの嫁」は、コミックスの累計発行部数が250万部を突破する人気作。身寄りのない15歳の少女・羽鳥チセは、闇のオークションの商品として競売にかけられ、人ではない魔法使いエリアス・エインズワースに買い取られる。エリアスの家に連れてこられたチセは、当面は弟子として生活を共にし、やがては妻にするつもりだと告げられる。
スタッフは長沼監督はじめ、脚本を高羽彩、キャラクターデザインを加藤寛崇が担当。「進撃の巨人」「終わりのセラフ」などを手がけたWIT STUDIOがアニメーションを制作する。長沼監督は、「自然の流れのなかで一瞬煌く美しさを感じ取れる作品。灰色で出来た面白味のない日常の世界で何かを見つけられるような作品。そんな作品を目指せればと思います」とアニメ化への思いを明かす。そんなスタッフ陣に対し、ヤマザキ氏は「『魔法使いの嫁』を愛してくれる人たちが、楽しく優しく騒がしく、動きと音と色のある新しい『魔法使いの嫁』を作ってくれるそうです。どんな出来になるのか楽しみで、あれこれ考えています」と期待を寄せる。
声優キャストはチセ役の種崎、エリアス役の竹内良太がドラマCDから続投。種崎は「ヤマザキコレ先生の作られた、涙が出そうなほど美しい世界が音だけの世界に留まらず、映像でも見られるのだと思うと、私自身期待でどうにかなりそうです!」と喜びを語る。一方の竹内も「この優しくきれいで美しい物語に、エリアスとして関わらせていただけることに、感謝と喜びでいっぱいでございます」といい、「皆さまにこの美しい世界を楽しんでいただけるよう、大切にエリアスを演じて参ります」と意欲を述べた。
さらに、ヤマザキ氏原作のオリジナルアニメーション「魔法使いの嫁 星待つひと」(3部作)の製作も決定。本作はコミックス6~8巻に同梱されるほか、発売に先がけて8月13日から「魔法使いの嫁 星待つひと 前篇」のタイトルで2週間限定のイベント上映が行われる。アニメ化に関するその他の情報は、本プロジェクト公式サイト(http://magus-bride.jp/)で随時発表される。グランドPVは公式YouTube(https://youtu.be/CoCwUzbkfdk)で公開中。