戸田恵梨香、加瀬亮との再共演は「気持ち悪かった」!?「SPEC」と真逆の関係に違和感
2016年3月20日 20:00
[映画.com ニュース] 加瀬亮と戸田恵梨香が「SPEC」シリーズ以来の共演を果たしたドラマW「この街の命に」の完成披露試写会が3月20日、都内で行われ、加瀬と戸田をはじめ出演の黒田大輔、岡山天音、篠原篤、緒方明監督が舞台挨拶に出席した。
再共演の感想を聞かれた加瀬は、「『SPEC』で3年間くらい一緒だったので、ある意味安心して、違う役だからといってそこまで戸惑わなかった」とさらりと回答。自身よりも周囲の反応が大きかったといい、「戸田さんや自分のマネージャーさん、『SPEC』の現場を見ていた周りの人たちのほうが戸惑っていて、モニターを見ながら違和感があると言っていましたね」と語った。
一方の戸田は「私は違和感ありました」と即答し、場内を沸かせる。続けて「『SPEC』では私が加瀬さんに敬語でしたが、このドラマでは加瀬さんが私に敬語を使っています」と真逆の関係性を明かし、「なんか気持ち悪かった(笑)」とぶっちゃけた。それでも「役者としてすごく信頼しているし、安心感を現場に与えてくれるので、全て委ねることが出来ました」とフォローを忘れず、そんな様子に加瀬は「落とすか上げるか、どっちかにして」と苦笑しきりだった。
また、映画「恋人たち」で第39回日本アカデミー賞の新人賞に輝いた篠原に対し、客席から祝福の拍手がおくられた。同作でも共演した黒田と笑みを交わしながら、篠原は「加瀬さんたちとは役柄だけでなく、くだらない話もたくさんしました。そういうふうにして仲間にしてもらえたのかな。大きな財産で、感動的で尊敬できるものでした。忘れられない現場になりました」と語った。
ドラマは行政組織「動物愛護センター」を舞台に、犬猫の殺処分に直面した行政獣医たちの葛藤と再生を描く。殺処分の現実に困惑する獣医役の加瀬は、実際の施設で撮影した日々に思いを馳せ「今でも印象に残っているのが、職員の方に『どんな仕事ですか』と質問したら、『片手で犬をなでて、もう片方の手で絞め殺す仕事だ』と複雑な表情でおっしゃっていた。そういうところを出発点にし、演じたつもりです」と神妙な面持ちで訴えた。
ドラマW「この街の命に」は、4月2日からWOWOWで午後9時放送開始。
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