ビヨンセの高額ギャラ要求が原因「スター誕生」リメイク企画が頓挫
2016年3月16日 12:00
[映画.com ニュース] 人気俳優ブラッドリー・クーパーの監督デビュー作として準備されていた「A Star Is Born」が、歌手ビヨンセの出演料が原因で頓挫したとPage Sixが報じた。
同作は、ワーナー・ブラザースが企画する「スタア誕生」(1937)のリメイク版。ヒロイン役でビヨンセにオファーが出されていたものの、ビヨンセ側が高額ギャラを要求したため難航。金額は明らかにされていないが女優としてのキャリアと実績を鑑みて、ワーナーが法外と捉える金額だったようだ。
同リメイク企画は、2011年までクリント・イーストウッド監督、ビヨンセ主演作として準備されており、トム・クルーズ、ウィル・スミス、クリスチャン・ベール、レオナルド・ディカプリオが相手役の候補に挙がっていた。しかし、ビヨンセが妊娠・出産を機に降板したため頓挫。イーストウッド監督は同企画を離れ、ミュージカル映画「ジャージー・ボーイズ」(14)を手掛けることになった。関係者によれば、クーパーは依然として同企画に興味を示してはいるが、既に別の作品探しを始めているという。
「スタア誕生」は、大スターと若い女性歌手が出会って結婚するものの、妻が成功する一方、低迷期に入った夫がおちぶれていくショウビズ界を舞台にした作品。37年にジャネット・デイナー&フレデリック・マーチによるオリジナル版が製作され、54年にはジュディ・ガーランド&ジェームズ・メイソン、76年にバーブラ・ストライサンド&クリス・クリストファーソン主演でリメイクされている。