山田孝之 Nスぺ全6回のナレーション完走「だいぶ成長させてもらった」
2016年3月14日 17:40

[映画.com ニュース] 俳優の山田孝之がナレーションを担当したNHKスペシャル「新・映像の世紀 第6集 あなたのワンカットが世界を変える」の完成試写が3月14日、東京・渋谷区の同局で行われた。
6回シリーズの最終回で、2001年の米中枢同時テロからYouTubeなどですべての人類が映像を発信できる時代となった21世紀を検証。そのすべての語り部となった山田は、「人気番組だし、ニュースをよく見るわけもなく、歴史の知識も浅い自分でいいんだろうかという思いがあったが、若い方に多く見てもらいたいという意図を聞いて協力できることもあるかなと思った」とオファーがきた当時を振り返った。
収録に備えての練習は、「とにかく携帯に(自分の声を)録音して聞いた」。結果、制作サイドが「回を追うごとに進化した」と絶賛するほどになり、「声の大きさや発声はそんなに変わっていないが、声を出す意識から聞きやすいしゃべり方はどういうことなんだろうとなってきて、それを繰り返した成果でしょう。本当なら全部録り直したいけれど、何とか聞けるものになったのではないか。だいぶ成長させてもらう場を与えてもらった」と満足げに話した。
米中枢同時テロが起こった当時は、「映画みたいで、あっけにとられた。ウソでしょという気持ち。日本でも起きちゃうのかという不安で怖かった」と述懐。最終回で最も印象に残っている映像は、シリア難民の子どもが砂浜に横たわっているシーンだそうで「自分の子も3歳で、テストで見ているのがつらくなって声が出なくなった。本番では映像を見ないように、声だけに集中した」と悲痛な面持ちだ。
今後のナレーション業にはついては、「録音ブースにイントネーションの本などもあって、滑舌や発声をいい加減しっかりと勉強しなきゃいけねえなという気にさせられました。いや、気になりました」と苦笑いながらも意欲的。目標のナレーターを聞かれると、「ギャグで遠藤憲一さんと言っていますが、あくまでギャグ。僕なりの良さが出ていけばいいかな。好きなのは大塚明夫さんです」と語っていた。
NHKスペシャル「新・映像の世紀 第6集 あなたのワンカットが世界を変える」は総合テレビで3月20日午後9時から放送。
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