池松壮亮×斎藤工、「無伴奏」で男性同士の切ないラブシーン披露!
2016年3月10日 05:00
[映画.com ニュース] 直木賞作家・小池真理子氏の半自叙伝的小説を成海璃子主演で映画化した「無伴奏」の場面写真が新たに公開された。男性同士の恋愛を繊細に演じた池松壮亮と斎藤工が、切ないラブシーンを披露している。
映画は、学生運動が盛んだった1969年の仙台を舞台に、若者たちの恋愛と成長を描いた。池松扮する堂本渉と斎藤演じる関祐之介は、幼なじみで同居しているという間柄。渉は野間響子(成海)と恋愛関係にありながらも、祐之介と道ならぬ愛をはぐくんでいた。
公開された場面写真は、渉と祐之介の部屋を訪れた響子が、思いがけず2人が体を重ねている姿を目撃してしまう瞬間を切り取っている。ドキリとさせる妖艶なシーンでありながら、虚空を見つめる渉と祐之介のやりきれない心情が伝わってくる1枚となっている。
今作で初共演を果たした池松と斎藤は、互いの印象を「とても心がわかる人」「物事に対する優しく深い眼差しが印象的です。無伴奏という世界を構築するにあたって、かけがえのないパートナーに出会えたと思っています」(池松)、「芝居をしているのではなく、そこに渉として存在し生活されていました」「こりゃ映画に愛されるわ、と思いました」(斎藤)と語り、敬意を示した。
また、メガホンをとった矢崎仁司監督は撮影前、池松と斎藤に「響子に行為を見せるのではなく、愛をみせたい」と伝えていたといい、実際に撮影現場は「愛でムンムンしていました」と明かす。そんな2人の熱演に「『カット』の声が掛けられなかった。止めたくない、この愛をと。池松さんも斎藤さんも美しかった」と称えている。
「無伴奏」は、成海、池松、斎藤のほかnon-noモデルの遠藤新菜、松本若菜、酒井波湖、仁村紗和らが共演する。3月26日から東京・新宿シネマカリテほか全国で公開。
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