小松菜奈&菅田将暉「溺れるナイフ」にW主演!重岡大毅と上白石萌音も参戦
2016年3月7日 05:00

[映画.com ニュース] 近年の日本映画界で引っ張りだこの存在へと躍進を遂げた小松菜奈と菅田将暉が、ジョージ朝倉氏のコミックを新鋭・山戸結希監督のメガホンで実写映画化する「溺れるナイフ」にダブル主演していることがわかった。さらに、「ジャニーズWEST」の重岡大毅、上白石萌音が出演していることも発表された。
原作は、2004年10月~13年12月に「別冊フレンド」(講談社刊)で連載され、累計発行部数は150万部を突破する人気作。東京で人気モデルとして活躍していた望月夏芽はある日、父の故郷である田舎町へ引っ越すことに。東京から遠く離れたことで、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと絶望する夏芽は、土地一帯を取り仕切る神主一族の跡取り・長谷川航一朗(コウ)と出会い、強烈に惹かれていく。反発し合いながらも次第に心を通わせていく2人だが、運命を変える出来事が起こってしまう。
夏芽を演じる小松は、これまでに数多くの作品でヒロイン役を務めてきたが、主演映画は今作が初めて。当初は「夏芽のことがよく分からなくて、日々の撮影もハードな中で、不安になったりしました。迷惑をかけたり、悔しい思いもたくさんあった」という。それでも、「共演者やスタッフの方々が明るく接してくださり、私もリラックスして、夏芽として最後までやり通すことができました」と振り返る。
「わたしの神さん」と信じ、特別視するコウに扮した菅田とは2度目の共演。「コウちゃんが菅田さんで本当によかったなと思います。あるシーンでは笑いあって本当に幸せなコウと夏芽がそこにはいました。和歌山での撮影も含め、撮影期間の3週間はまるで3カ月くらいにも思えましたが、自分と夏芽を重ね合わせられたことも良い思い出になったなって思えます」。
時にぶつかり合いながら、夏芽と強烈に惹かれあうコウ役の菅田は、「僕自身初めての経験でしたが、非常にピリピリした現場でした。だからこそ生まれるものがあると信じて臨んでいました」と現場を述懐。小松との共演シーンにも触れ、「バイクで二人乗りをするシーンでは、背中から感じる夏芽の幸福感とコウへの切ない思いを映した空気感とともに、大人の恋愛の領域を超えた、原作が持つ子ども同士の純度の高い恋愛を表現できたかなと思います」と語っている。
また、重岡は夏芽とコウの中学時代のクラスメイト・大友勝利、上白石はモデルだった夏芽の大ファンでコウとともに神聖視するウブなクラスメイト・松永カナに扮した。ともに現場で多くのものを吸収したようで、「自分の持っているもの全部出せたかなって思います。ここで学んだ経験をきっかけに、もっともっと自分を出していけるんじゃないかなって思います」(重岡)、「カナちゃんという役柄は私にとって新境地で、お芝居していた時も不安でしたけど、スタッフの皆さんに支えて頂いたり、共演者の皆さんも大好きな人たちでしたので幸せな時間を過ごしました」(上白石)とコメントを寄せた。
「溺れるナイフ」は、今秋に全国で公開。
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