根岸吉太郎監督の自選特集上映開催 「近代能楽集」を劇場初公開
2016年3月6日 08:00

[映画.com ニュース]根岸吉太郎監督の特集上映「自選シリーズ 現代日本の映画監督4 根岸吉太郎」が、3月15日から東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターで開催する。
日活ロマンポルノ作品の代表作4本から、80年代以降の作品の数々、そしてモントリオール映画祭最優秀監督賞受賞作の「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」まで12プログラム(16作品)を紹介。三島由紀夫生誕90年の2013年に発表し、DVDでしか発売されなかった「近代能楽集」の2編が劇場初公開される。
根岸監督は70年代の斜陽の日本映画界で「最後の助監督から監督を育てる撮影所」といわれた日活撮影所出身。神代辰巳、藤田敏八、曽根中生らに師事し、相米慎二、池田敏春らと共に映画のいろはを学んだ。1978年に日活ロマンポルノ「情事の方程式」でデビューし、81年にATGの「遠雷」で一般映画デビュー。“男と女”の映画を描く名匠として知られている。
特集上映は3月27日まで。会期中には、荒井晴彦、伊勢谷友介、柄本佑らが登壇するトークイベントも開催される。詳細は公式HP(http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/negishi-2016-3/)で告知する。
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