反核訴え続ける医師をフランス人監督が追うドキュメンタリー3月公開
2016年2月23日 07:30

[映画.com ニュース]内部被曝の脅威を訴え続ける医師・肥田舜太郎氏に迫ったドキュメンタリー「ヒロシマ、そしてフクシマ」が、3月12日に公開されることが決定した。
肥田氏は、軍医だった1945年に広島で原爆被爆者の治療にあたり、直接爆撃を受けなかった人々が後に突然発病し、被爆者と同じ症状で死んでいくのを目の当たりにした。これをきっかけに、内部被曝の恐ろしさを訴えるため、99歳(撮影時は88~96歳)になる現在も反核運動のため国内行脚を続けている。
映画は、肥田氏の著書「広島の消えた日」に影響を受けたフランス人監督マーク・プティジャンが、「核の傷 肥田舜太郎医師と内部被曝」(2006)に続きメガホンをとった。05年~13年の肥田氏の活動に密着し、肥田氏が自らの原点である広島や、東北地方太平洋沖地震による原子力発電所事故の被災者が暮らす福島などを訪れ、講演で放射能の危険性や内部被曝の隠ぺい問題などを語る姿を映し出す。
「ヒロシマ、そしてフクシマ」は、3月12日から東京・渋谷のユーロスペースで2週間限定公開される。
関連ニュース




映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント