孤高のアニメ作家ドン・ハーツフェルトが来日 オスカーノミネート作に4歳の姪が出演と明かす
2016年2月3日 17:00

[映画.com ニュース]第88回米アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされた「明日の世界」のドン・ハーツフェルト監督が、自身の作品とともに全米を回るイベント「ドン・ハーツフェルトの夕べ」が2月3日、日本初開催され、来日したハーツフェルトがヒューマントラストシネマ渋谷でトークを行った。
アメリカのインディペンデント・シーンで熱狂的な人気を博すハーツフェルトは、サンダンス、カンヌを筆頭に、国際映画祭でこれまで100以上の賞を受賞。上映ツアー「ドン・ハーツフェルトの夕べ」は毎回ソールドアウトが続出している。
イベントでは、代表作「きっと全て大丈夫」3部作と「明日の世界」が上映された。クローン技術の発達した近未来を舞台に、人生の意味や限りある命の尊さを描いた「明日の世界」の主人公の少女エミリーの声は、ハーツフェルトの姪が担当したと明かし、「脚本に沿って話すことができないので、4歳の生の声を使いました。とにかく可愛らしく、彼女の声こそがこの作品の最終兵器」と語る。
「生きていること、存在していることの不条理にひかれる。小さな瞬間に大きなものが宿る瞬間が、ある種の人生を示すことがある。人が自分の人生を振り返る時に何を考えるかが好きなんです」と作品世界を説明。キャラクターをシンプルな線画で描く理由は「もともと実写映画をやりたくて映画の勉強をしたが、アニメ自体は学んでいない」ことが理由のひとつで、「シンプルなキャラクターは自分自身のキャラクターを率直に示していて、観客も自分自身を投影できる」とも語った。
「明日の世界」とハーツフェルトの代表作を上映する「明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集」が、5月からシアター・イメージフォーラムほかで公開。
関連ニュース






言葉にできない感情、空想、溢れる詩情、音との競演 技術と技法の妙が光る 短編コンペ「虚構世界」「光の詩」【ひろしまアニメーションシーズン2024】
2024年8月18日 09:00
映画.com注目特集をチェック

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

未見でしたが、大好きなやつでした
【シリーズ未見の人が観たら…】不覚にも秒で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

すごすぎて言葉にならない映画
【人類史上最悪の“ブラック仕事”爆誕】よく考えずに転職したら…死んで生き返る“無限労働”だった
提供:ワーナー・ブラザース映画

映画館で“1250円も安く”観る【裏ワザ】
【日本の映画館は高すぎる!!】そんなあなたに…過去最高レベルの神情報、教えます
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

感想投稿で豪華賞品が当たる!
「ガンニバル」シーズン1をちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)