「E-girls」石井杏奈、ひたむきな被災者とらえた主演映画は「心にしみる言葉に注目」
2016年1月23日 16:30

[映画.com ニュース] 「E-girls」の石井杏奈が主演する「LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版」が1月23日、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開初日を迎え、石井をはじめ共演の渡辺大知(「黒猫チェルシー」)、柾木玲弥、前田航基、メガホンをとった井上剛監督が舞台挨拶に立った。
映画は、東日本大震災で離散した元同級生たちが、立ち入り禁止区域内の母校へタイムカプセルを掘り起こしに行く姿を追ったロードムービーだ。兵庫・神戸に暮らす主人公・朝海を演じた石井は、「作品の中には、心にしみる言葉がたくさん出てきます。言葉に注目してください」とニッコリ。そして今作は、福島と神戸でロケを行い、ひたむきに生きる被災者の姿をとらえているだけに、「こういう現実を知らないでずっといたので、今の福島や神戸と面と向き合うことができた作品。多くの人にこういう気持ちになってほしい」と思いを馳せた。
さらに朝海の元クラスメート・勝役の柾木も、「福島や神戸、本当の場所で本当の景色を撮ってきた。その中で僕たちも立ってきました」としみじみ。朝海にタイムカプセルを掘り起こしに行こうと提案する本気(マジ)役に扮した前田は、「この映画を見ると、僕たち学生が明るく映ると思います」と前置きしたうえで、「(劇中で)現地の方が生きる力をもって前を向いていて、明るく接してくださっている。でもその笑顔には、涙や抱えているものが隠されていることを、映画が進むにつれて理解して頂けると思っています」と力強く語った。
また、朝海の旅に同行する高校教師・岡里役の渡辺は、「人は100%理解し合えなくても、互いのことを思うことで寄り添っていける。それが伝わる映画になっています」と見どころを明かす。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のチーフ演出を務めたことで知られる井上監督も、「キャスト陣が、人のいなくなった街でもがいたことを、一緒になって体感してくれたら嬉しい」とほほ笑み、「見終わった後に街に出て、いろんなことを感じると思う。そのことを胸にとどめておいてほしい」と客席に呼びかけていた。
「LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと 劇場版」は、昨年3月にNHKで放送された特集ドラマに約26分のカットを追加した再編集版。「NMB48」の木下百花、津田寛治、二階堂和美、皆川猿時、ともさかりえ、南果歩、中村獅童が共演している。
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