小林兄弟監督作「フローレンスは眠る」予告編完成 主題歌は吉田美奈子の「時よ」
2016年1月22日 07:30

[映画.com ニュース]小林克人、小林健二の兄弟監督が、初監督作品「369のメトシエラ 奇跡の扉」」以来、約7年ぶりにメガホンをとった「フローレンスは眠る」の予告編が完成した。合わせて、主題歌が吉田美奈子の楽曲「時よ」に決定した。
小林兄弟がオリジナル脚本を手がけた本作は、映画チケット共同購入サービス「ドリパス」で、250枚以上のチケットが販売されると東京・TOHOシネマズ日劇での上映が決定する、「ドリパスチケットチャレンジ」を業界で初めて達成した注目作。同族経営の中堅化学工業会社の次期社長・佐藤英樹が誘拐される事件が発生。犯人は英樹の命と交換に幻のブルーダイヤ「フローレンスの涙」を要求するが、英樹の父親で現社長の佐藤善一郎は息子を見捨てる決断を下す。25年前に母親が会社によって自殺に追い込まれた復しゅうのために英樹の誘拐を実行した社長秘書の牧羽剛は、善一郎の判断にがく然とし、人命よりも優先されるフローレンスの涙に隠された秘密を探り始める。
主題歌を担当する吉田は、これまでに中森明菜、薬師丸ひろ子といった多数のアーティストに楽曲を提供し、多くのミュージシャンから共演を熱望される実力派。6thアルバム「LET'S DO IT 愛は思うまま」に収録された「時よ」は、スガシカオ、宇多田ヒカルらのサポートやプロデュースを行う森俊之とのピアノデュオで、本作のために新たに録音し直した。吉田は、「オリジナルよりもずっと大人の切ない思いを込めて歌った「時よ」で、映画をご覧になった皆様の回想のお手伝いが出来ればと思っています」と語った。
予告編は、英樹の祖父・勇次郎が誘拐事件の渦中にありながら、英樹の命の危機でなくフローレンスの涙を要求されたことに激しく同様する様子が映し出される。さらに「時よ」が流れる後半部分ではフローレンスの涙を手に善一郎が涙する様子をとらえており、幻のダイヤモンドに秘められたいくつものドラマを予感させる映像に仕上がっている。
なお、キャストはオーディションで選ばれた藤本涼、ヒロインの桜井ユキをはじめ、前田吟、池内万作、東幹久ら多彩な顔ぶれがそろう。「フローレンスは眠る」は、3月5日からTOHOシネマズ日劇ほか全国で順次公開。
(C)2016 JungleWalk Co., Ltd.
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