「バンコクナイツ」、2カ月以上に渡る撮影&クラウドファンディングが終盤へ
2015年12月28日 07:30

[映画.com ニュース] 富田克也監督・脚本の最新作「バンコクナイツ」の撮影と、“怒りのデスロード”と名づけたクラウドファンディング(http://eiga.com/official/motion-gallery/)が大詰めを迎えている。
作品は、東南アジアに色濃く残るベトナム戦争の傷跡を背景に、タイのバンコクに実在する日本人専門の繁華街タニヤ通りを訪れる日本人たちと、タイ人女性たちが織り成す、失われた桃源郷(ユートピア)を探す物語を描くもの。テーマは、国内外で高い評価を得た「サウダーヂ」(11)の“土方・移民・ヒップホップ”より更に深化した“娼婦・楽園・植民地”。空族が構想期間10年をかけて、満を持して製作に挑んでいる。
10月20日にクランクインした撮影もいよいよ終盤戦に差し掛かった。タイでの撮影も大半を終え、ラオスでの撮影に移ったところで、出演者が続々と結集している写真が現場から届いた。「サウダーヂ」(11)で圧倒的な存在感で印象付けたラッパー、「stillichimiya」の田我流も続投が決定し、同じメンバーのBig Benもラオスのシーンに出演。すでに撮影隊として参加しているスタジオ石のMMMとMr.麿、録音のYoung-Gも含め「stillichimiya」のメンバー全員がラオスに集ったことになる。
加えて、東南アジア最大のスラムと言われるフィリピン・マニラのトンド地区で結成されたヒップホップクルー「TONDO TRIBE」のOG Sacred、Raynoaも、ラオスに駆けつけた。かつてYoung-GとBig Benがマニラに赴きワークショップを行ったことがあり、その様子は空族が制作したドキュメンタリー「Rap in TONDO」に納められている。そこから親交がうまれた「TONDO TRIBE」と「stillichimiya」がラオスで邂逅するシーンが撮影されたという。当初は年内でのクランクアップを予定していたが、年明けまで持ち越されることになった。
撮影と同期して行っている「MotionGallery」でのクラウドファンディングは、完成された映画をただ待つのではなく、映画を作る行為そのものに参加することで、観客と製作者を直結させ、“見たい!”という思いをそのまま映画の原動力にできればという空族からの提案。期限は変わらず12月29日までだが、25日までに880万円を超える支援金を集め、目標金額の1000万円まであと一歩となっている。2016年完成予定。
フォトギャラリー
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

この絶品、まだ観てないの?
【中毒者、大量発生中】配信直後から超爆裂ヒット&世界記録樹立の“極大刺激作”!
提供:JCOM株式会社

死霊館 最後の儀式
【怖い!楽しい!観たことない――!!】超人気ホラー最新作! “最後の頂上決戦”、開幕!!
提供:ワーナー・ブラザース映画

好きで好きで、たまらない一作に出合いました
北村匠海×林裕太×綾野剛の青春と絆が、愛おしくて、狂いそうになる。
提供:THE SEVEN、ショウゲート

人生を心から楽しむ、生きる力をくれる映画
【映画出演124本目の最新作】きっと、あなたの人生の“大切な1本”になる――
提供:キノフィルムズ

なんだこの映画は…!!
【いやめちゃくちゃ面白かった!!!】音、物語、ビジュアル、全て高品質の“強”推奨作!!
提供:ディズニー

この衝撃作を知ってるか?
“大注目ドキュメンタリー”の魅力を語ってきた!
提供:ラビットハウス、ミュート