内田有紀、池脇千鶴の悪女ぶりに本気でカチン「ちょっと待て」
2015年12月15日 18:00
[映画.com ニュース]女優の内田有紀が12月15日、主演のNHK-BSプレミアムよるドラマ「はぶらし 女友だち」の第1話の試写後に、東京・渋谷区の同局で共演の池脇千鶴、金子ノブアキとともに取材に応じた。
ドラマは、内田扮する人気脚本家の鈴音が、高校時代の友人の水絵(池脇)とその息子を自宅にひと晩泊めたことから始まる、泥沼の日々を描いた心理サスペンス。心の隙間に入り込む悪意や、日常に潜む落とし穴を描いた。
女友だちに徐々に生活を侵食される恐怖を体現した内田は、「(水絵役を)これは誰が演じてもとても大変になるだろうと思って台本を読んでいたのですが、ちいちゃんが演じてくれると分かって楽しみに変わった。これは池脇千鶴さんだから最後まで見れるんだと思います」と池脇の存在感を絶賛。一方で、「水絵に『あなたはラッキーだった』と言われる芝居がある。ラッキーでここまで来たんだって言われちゃう人生って……とカチンとくる。実際にちいちゃんの口から聞くと、『ちょっと待て』と思いますね」と明かし、徹底した悪女ぶりに感心した様子で語った。
内田には絶賛された池脇だったが、「共感できない女の役ってなかなかないので飛び込んでみたら、本当に大変なものを引き受けてしまったと後悔するくらいしんどかった」「たまにこういう人いますよね。ああ、面倒くさいなって思いました」と本音を吐露。「皆さんに、ひやひやイライラして見て頂ければいいなと思います」と茶目っ気たっぷりにアピールした。
そんな2人の女性の関係に巻き込まれる男・灘孝史役を演じた金子は、「基本的にもらい事故(笑)」と自らの役柄を説明。共演したキャスト・スタッフに「本当に引き締まった現場で、(全員が)何がこの作品に必要なのか話すまでもなく理解した。僕は身を預けて灘さんをやらせて頂きました」と謝辞を述べた。さらに、作中で終始じっとりとしたバトルを繰り広げる内田と池脇を横目に「ひとつだけネタバレですが、ずっと嫌な感じですから(笑)」と付け加えて報道陣の笑いを誘っていた。
NHK-BSプレミアムよるドラマ「はぶらし 女友だち」は、2016年1月5日から毎週火曜午後11時15分放送。全8話。