文化庁メディア芸術祭、アニメ大賞は仏短編
2015年12月13日 07:30
[映画.com ニュース] 第19回文化庁メディア芸術祭の受賞作品が、このほど発表された。今年7月7日~9月9日に募集され、応募総数は過去最多の4417作品にのぼった。また、そのうち海外からは2216作品が寄せられた。
内訳は、アート部門が1946(うち映像作品は681)、エンタテインメント部門が700(うち映像・音響作品は272)、アニメーション部門が823、マンガ部門が948作品だった。
映像作品の受賞は、アート部門でイギリスのルイス・ジャック・ホートン・スティベンスによる短編「ジル&ジル」が新人賞を受賞。碑文彫刻家とロッククライマーを主人公に、人間と岩石との深い関係性を称え、探究する作品だ。
エンタテインメント部門では、吉開菜央による短編「ほったまるびより」が新人賞を受賞。「おどりとはなにか」をテーマに、言語表現を極限まで削って「女の子のからだ」とその「動きから生まれる音」で表現した。
アニメーション部門は、フランスのボリス・ラベによる短編「リゾーム」が大賞を受賞。哲学者ジル・ドゥルーズと精神科医フェリックス・ガタリの共著「千のプラトー」で複雑に展開されるリゾームの概念をもとに、圧倒的な緻密さと極端な構図で描いている。また、優秀賞は岩井俊二の劇場公開作品「花とアリス殺人事件」、エストニアのリホ・ウントによる短編「イーサント」、フランスのグエン・フン・マイによる短編「マイ・ホーム」、フランスのガブリエル・アレルによる短編「ユル・アンド・ザ・スネーク」の4本が受賞。新人賞は、新井陽次郎の劇場公開作品「台風のノルダ」、フランスのアニエス・パトロン&セリーズ・ロペスによる「チューリェン・ア・クロウズ・テイル」、ロシアのナタリア・チェルヌショーバによる「ドゥ・アミ」の3本が受賞した。授賞式は2月2日開催される予定。(文化通信)
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【私が“死ぬとき”を、見届けて】あなたならどうする――? 魂に効く珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー