阿部寛&天海祐希、初の夫婦役!気鋭の脚本家・遊川和彦が映画監督に初挑戦
2015年11月30日 05:00

[映画.com ニュース] 「家政婦のミタ」や「偽装の夫婦」など数々の話題作を手掛けてきた気鋭の脚本家・遊川和彦が、「恋妻家宮本」で映画監督に初挑戦することになり、俳優の阿部寛と天海祐希が夫婦役で共演することが明らかになった。
遊川監督が「恋妻家宮本」の題材に選んだのは、家族小説の名手・重松清氏の「ファミレス」(日本経済新聞出版社刊)。独自の視点で現代の家族を描き続けてきた遊川監督が大胆に脚色し、子どもが独り立ちして2人きりになった夫婦が、50代からの夫婦生活にどう向き合うのかをコミカルかつハートフルに描く。
阿部が演じる主人公の中学校教師・宮本陽平は、真面目に働き自分には何も問題がないと思っていたが、妻が隠し持つ離婚届を偶然発見して熟年離婚の危機に直面するという役どころ。「遊川さんと天海さんが今まで何本も面白い作品をつくってきたのを一視聴者として楽しませて頂いてきました。その一角に加えていただき大変嬉しく思っています」と話し、「この作品の話を頂いた時、遊川さんとお話させて頂き監督の並々ならぬ作品への情熱を感じました。その情熱で、重松清さんの世界を遊川流にどう演出なさるのか今から楽しみです」と撮影を心待ちにしている様子だ。
一方、妻・美代子役の天海は、「連続ドラマでは何本もご一緒させて頂いている遊川さんが、初めて映画でメガホンをとられる! どんな役でも良いから、ぜひ参加させて頂きたいと思っていました」という。「大好きな重松清さんの作品で、さらに素敵な阿部寛さんとご一緒させて頂けるなんて! トリプルで幸せでございます!」と興奮を隠しきれない。そして「実は、脚本を読んで泣くわ、笑うわ、大変でした。この思いを、多くの皆さまに届けられるように頑張りたいと思っています」とコメントを寄せている。
映画は、息子夫婦が転勤で福島へ旅立った日、25年ぶりに2人きりの生活に戸惑った陽平と美代子はついつい飲み過ぎてしまい、美代子は酔い潰れてしまう。その夜、陽平は妻の記入欄がすべて書き込まれ、捺印された離婚届を本棚で発見する。激しく動揺する陽平は妻に問いただす勇気もなく、悶々とした生活をおくるようになる。葛藤を抱えながらも中学校の教え子や料理教室の仲間とかかわることで家族の在り方を再認識し、妻と新たな一歩を踏み出していく。
撮影は2016年1月にクランクインし、2月まで関東近郊でのロケや東宝スタジオで行われる。公開は、17年を予定している。
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