「EXILE」黒木啓司、役者としての成長を称賛され恐縮しきり さらなる飛躍誓う
2015年11月16日 21:25

[映画.com ニュース] 「EXILE」のパフォーマー・黒木啓司の映画初主演作「クロスロード」の完成披露試写会が11月16日、東京・虎ノ門のニッショーホールで行われ、主演の黒木をはじめ、共演の渡辺大、メガホンをとったすずきじゅんいち監督らが舞台挨拶に立った。
目標の見えない毎日から脱却するために青年海外協力隊に参加したカメラマン助手の沢田樹(黒木)は、当初はボランティア活動に懐疑的な思いを抱き、正義感の強い羽村和也(渡辺)と衝突するものの、派遣先のフィリピンの厳しい現実に直面し次第に成長していく。それから8年後、東日本大震災後の岩手で、沢田と羽村が再会するまでを描く。
すずき監督は「映画の面白さ、そして醍醐味は俳優さんがどんどん変わっていくいこと。黒木さんの現場での成長を見ていて、そのことを久々に感じた」と満足げに語る。さらに「演出していて、観客はどんどん黒木さんの魅力に引きつけられるだろうと予感していた」と成長ぶりを絶賛。これに対し黒木は「初主演で余裕なく演じていた。常にスタッフさん、キャストの皆さんに支えられて、勉強だらけだった」と恐縮しきり。さらに「主演っぽくはなかったかもしれない」と不安げに語りながらも、表情を引き締めると「もっともっと勉強してみたいという気持ちも芽生えた。役者としてやっていきたい」と飛躍を誓っていた。
この後も、黒木は「周囲に支えられていた」「未熟者」と何度も口にしていたが、監督はそういった「役者の真面目さに信頼を向けていた」と明かす。さらに渡辺も「黒木さんは撮影以外の場所でも、カメラを離さないで練習していた。常に沢田でいることを忘れない、真面目な方だった」現場での黒木のひたむきな姿勢を告白。ここでも黒木は何度も首を振りながら、「真面目というより、余裕がなかったんです」とうつむいていた。
またこの日は、小池百合子衆議院議員と青年海外協力隊の経験を持つベストセラー作家の湊かなえ氏が応援に駆け付けた。小池氏が「実は私、EXILEのファンなんです。ライブでは、いつも血沸き肉躍っています」とほほ笑みかけると「ありがとうございます!」笑顔で一礼。さらに黒木は湊氏と対面すると「実は湊さんに今日来ていただきたいと僕が熱烈オファーしました。『告白』も『絶唱』も読みました!」と興奮の面持ちで語り、この日一番の笑顔を見せていた。
「クロスロード」は、11月28日から新宿バルト9ほか全国で公開。
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