「フォースの覚醒」フィンは何者か…監督が明かすレイ、カイロ・レンとの共通点とは?
2015年11月13日 20:00

[映画.com ニュース] 「スター・ウォーズ」シリーズの最新作で新たな3部作の幕開けとなる「スター・ウォーズ フォースの覚醒」の主要キャラクターで、ジョン・ボヤーガが演じるフィンについて、J・J・エイブラムス監督やボヤーガ本人が語った。
ストームトルーパーのマスクを脱ぎ去り、白いボディスーツから生身の頭を出した脱走兵として登場するフィンだが、ポスターや予告編でライトセーバーを手にしている場面も描かれており、ジェダイの騎士なのか、敵なのか味方なのかといった憶測を呼んでいる。
そんなフィンという存在を主要キャラクターに据えたことについて、エイブラムス監督は「ストームトルーパーのスーツの中に入っている一人の男が主人公になったら面白いと思ったんだ」と着想のポイントを明かし、「これまでストームトルーパーはレイア姫を助けるためにルークとハン・ソロが着ただけだったからね。だから、フィンはスパイなのかそれとも裏切り者なのかと想像してもらえれば、素晴らしい物語の始まりになると思ったんだ」と自信をのぞかせている。
エイブラムス監督はさらに、フィンとヒロインのレイ(デイジー・リドリー)、悪役のカイロ・レン(アダム・ドライバー)の主要な新キャラクター3人が「みんなマスクを被っていることにも注目してほしい。カイロ・レンもマスクをしているし、レイも登場する時にマスクをつけているんだ。もちろんフィンもね」と発言。マスクを被ることで、新キャラクターたちその正体を観客に想像させる狙いがあると明かしている。
フィンを演じるボヤーガは1992年、英ロンドン出身の若手俳優。5歳で初舞台を踏んで以降、演劇や映画、テレビでキャリアを積んできたが、世界的な大作への出演経験は少ない。どんな役なのかも明かされないまま本作のオーディションを受け、何度も面接やスクリーンテストを経てフィン役を獲得したが、ボヤーガは「役に決まるまで7カ月もかかった。ずっと緊張していて神経がヘトヘトになった」と述懐。晴れて役をつかんだ当時の心境を、「『スター・ウォーズ』に出られると思ったら、僕が歴史の一部になったように感じてものすごく嬉しかったよ」と語っている。
マスクを被りながらの砂漠での撮影は過酷で、「暑くて汗でビショビショになって大変だった」というボヤーガ。しかし、実物大の墜落したタイファイターなどが再現された撮影現場は「本当に最高の気分だった」と感激した様子。「CGIなどの新しい手法も当然使われているけど、それらは可能な限りリアルにできることを全てやった上で、アイデアを広げるために使っているんだ」と、リアルさを追求する上でのエイブラムス監督のバランス感覚を称え、そのバランスの良さが「スター・ウォーズ」を知らない新しい世代にも受け入れられるはずだと話している。
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」は12月18日公開。
PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
人生に迷ったとき、この映画が“効く”だろう。すべての瞬間が魂に突き刺さる体験が待っている
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ