3児の母・広末涼子、新人子役とのみそ汁作りで母の顔のぞかせる
2015年11月4日 18:00
原作は、乳がんのため33歳で早逝した安武千恵さんの闘病生活をつづった、2014年刊行のベストセラーエッセイ。余命わずかな母がみそ汁作りなどの家事を通して、娘に“生きること”の本質や喜びを伝えていく。劇中と同じお揃いのエプロン姿で登場した広末とえみなちゃんは、ストーリーにちなみ、みそ汁作りに挑戦。7月18日に出産し、3児の母である広末は、手慣れた手つきで道具を準備。広末が手のひらに乗せた豆腐をえみなちゃんが包丁で切る場面では、広末は危なげな手つきのえみなちゃんに「おお、うまいうまい!」と優しく声をかけながらフォローするなど、母の顔をのぞかせていた。
みそ汁完成後、はきはきとした口調で「頑張りました!」と喜び、得意げにポーズを決めるえみなちゃん。広末は、「映画の時より随分成長しています。こんなおしゃべりの仕方じゃなかった!」と驚きを口にする。1000人を超えるオーディションから選ばれ、本作でスクリーンデビューを飾ったえみなちゃんを、「当時はいわゆる子役的な要素がなく、お芝居の経験もない状態だった」と振り返り、「女の子は成長が早いですね」としみじみ語っていた。
また、みそ汁にまつわるエピソードを問われた広末は、「学生時代、母親に『試験前にはみそ汁を飲みなさい』と言われていました」と告白。「なぜみそ汁なのか、当時はよく分からなかった。けれど、基礎体温を上げてくれる、体も脳も活性化されるといった効果があったのだと今では分かる。ママのいうことは間違ってなかったなと思います」と母の愛に謝意を示した。さらに「女性なら家事と育児、さらに仕事もしたいという欲が出る。でも本作を見て、母親が望む、あたり前の健康や子どもの成長、そしてあたり前の日常のありがたさを痛感しました」とアピールしていた。
「はなちゃんのみそ汁」は、12月19日から東京・テアトル新宿と福岡で先行公開、2016年1月9日から全国で公開。