小林聡美、動物愛護訴える「犬に名前をつける日」に主演し「動物と人間の関係考え直して」
2015年10月31日 22:10
[映画.com ニュース] 女優の小林聡美が10月31日、主演映画「犬に名前をつける日」の初日舞台挨拶を東京・シネスイッチ銀座で行った。山田あかね監督が4年前に愛犬を亡くしたのをきっかけに、動物愛護・救援団体に密着したドキュメンタリーがベース。小林が実際に取材をするテレビディレクター役として途中から合流した。
「ストーリーが最初から決まっているわけではなく、セリフを覚えるプレッシャーは全然なかったけれど、テストもなく知らないうちにカメラが回っているので、毎回何が起きるのかという緊張感があった」という小林。「予期せぬ出来事がたくさんあって、ドラマ以上にドラマティック。有意義な体験でした」と初体験の撮影を振り返った。
「犬猫みなしご救援隊」の中谷百里代表は当初、女優の起用に難色を示したが、小林の名前を聞いた途端に「私的にあこがれの人」とあっさり翻意。小林も、中谷代表に対し「山田監督が撮られたドキュメンタリーで拝見していて、情に厚くキャラの濃い素敵な方だなと。実際にお会いした時は、本物だあと思いました」と意気投合したことを明かした。
小林自身もペイちゃんというネコを飼っている愛好家で、来場者に「きっと動物好きで興味がおありの方ばかりでしょうから、心打たれる作品です。ドキュメンタリーの迫力がすごすぎて、私も作品になって知り得たこともありました」と作品に込めた思いを吐露。そして、「動物と人間の関係を考え直すきっかけになってくれれば」と切望していた。