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坂口香津美監督の最新作「曙光」16年早春撮入予定、CFで資金調達目指す

2015年10月24日 04:00

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16年早春に撮入予定の「曙光」
16年早春に撮入予定の「曙光」

[映画.com ニュース] 「抱擁」(2014)が昨年の第27回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に正式出品された坂口香津美監督の最新作「曙光」が、16年早春の撮影に向けて準備に入っている。現在、ネット経由で一般から資金提供を募るクラウドファンディングのプラットフォーム「MotionGallery」(http://eiga.com/official/motion-gallery/)で資金調達を行っている。

作品は、これまでテレビのドキュメンタリー番組を200本以上、6本の映画を手がけている坂口監督が、自殺と向き合い生き抜く人々を描く愛の衝撃作。12歳の少女が自ら命を絶ち、残された母親は自殺しようとする人々を救出することにその後の人生を捧げる。自殺しようとする人と救出しようとする人たち、両者の思いが大都市を舞台に交錯する物語だ。

坂口監督は、テレビのドキュメンタリー番組のディレクタ-の仕事を始めて6年が過ぎた1990年春、知り合いの女性のマンションで、彼女がかつて交際していた恋人の男性が自殺している現場に遭遇した過去を持つ。「曙光」製作の動機は、その時の体験が根幹となっているのに加え、「自殺志願者でも立ち直れる 365日24時間体制で420人を助けた牧師」(藤藪庸一著/講談社刊)の企画プロデュースを手がけたことで、自殺を企図した人々に間近で触れた経験が企画の骨格となっているという。

脚本と撮影も坂口監督が手がけ、これまでの作品同様、人間の内面世界の表出、詩的な映像美を目指す。出演者は今後、オーディションで決定。現在ロケハンを行っている。同じく少人数による低予算のスタイルではあるが、今回のクラウドファンディングを通じて、撮影機材を充実させ、ロケ日数を増やし、さらにスタジオなどのポストプロダクションに予算をかけることで、作品のクオリティを高めたいとしている。

なお、坂口監督の前2作品「抱擁」「シロナガスクジラに捧げるバレエ」もMotionGalleryで資金調達を行い、劇場公開につながっている。坂口監督は、「クラウドファンディングの魅力と可能性とは、コレクターの方と制作者が単に資金面のみの関係性でなく、映画の核心部と強く、深くつながっていくことにあると思います」としている。

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