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中島貞夫、17年ぶり監督作お披露目で力説「ちゃんばらは日本の文化なんだ!」

2015年10月18日 17:25

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登壇した中島貞夫監督
登壇した中島貞夫監督

[映画.com ニュース] 中島貞夫監督の最新作「時代劇は死なず ちゃんばら美学考」が10月18日、京都国際映画祭2015でお披露目された。中島監督は出演した木村彰吾柴田善行らとともに、京都・よしもと祇園花月での舞台挨拶に臨んだ。

中島監督にとって、「極道の妻たち 決着」(1998)以来の新作。時代劇の歴史的変遷をふまえながら、評論家や俳優、殺陣師らへのインタビューを敢行し、ちゃんばらの面白さを徹底的に追及する。ラストには、本格的なちゃんばらシーンが盛り込まれている。中島監督は、「ちゃんばらとは一体なんなのか、なぜ製作される本数が少なくなってしまったのか。徹底的に検証してみました」と語った。

撮影に参加した柴田は、「やっぱり時代劇を大事にしていかなければならないと思った。もっと頑張らなあかんと思いました」と意欲新た。初めての舞台挨拶だという木村も、「監督からは『技術じゃない、ぶつかっていけ!』とおっしゃっていただいた」と振り返っていた。

「大変貴重な映像もいくつか出てくる」と明かした中島監督は、「とにかくちゃんばらは日本の文化なんだ! 京都が頑張らなきゃいけないんだ! ということをご覧ください」と熱く客席に訴えた。

京都国際映画祭2015は、18日まで。

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