イッセー尾形 9年ぶり主演映画公開で相手役の“名女優”と再会に感激「今、目が合った」
2015年10月10日 13:30

[映画.com ニュース] 俳優のイッセー尾形の9年ぶりとなる主演映画「先生と迷い猫」が10月10日、全国で公開。尾形は共演の染谷将太、北乃きい、岸本加世子、深川栄洋監督とともに東京・新宿バルト9で初日舞台挨拶を行った。
「初日を迎えて作品は完成する。初回に来てくださったお客さんは特別に大事。ありがとうございます」と感慨深げな尾形。上映後の観客に対し、「初日はあがるんですよ。だから、今日の演技はあがっていたと思う。徐々になじんでいくと思います」とジョーク交じりに語りつつ、再来場を呼び掛けた。
撮影は「ほとんどリハーサルなしで、本番いってみましょうかという感じだった。監督はそのドキドキ具合を狙っていたみたい。楽しさと緊張を同時に味わった」という。北乃も、「けっこうアドリブも多くて、空気感はドキュメンタリーのようだった。気づかないところでカメラが回っている感じでした」と振り返った。
重要な役割を演じた猫のドロップ(メス、5歳)も登場し、久しぶりに再会した尾形は「今、僕と目が合っています」といとおしそうな表情。NHK朝のテレビ小説「あまちゃん」などにも出演したベテランのドロップは満場の観客にも一切動じず、猫を18匹飼っていたことのある岸本は「動物を使う作品は好きになれなかったけれど、ドロップは全くストレスを感じることなく、ほぼ一発OKだった」と“名女優”ぶりを称えていた。
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