松坂桃李、紳士なクマの声優に 「パディントン」で初の洋画実写吹き替え
2015年10月7日 10:00
[映画.com ニュース] イギリスの児童文学「くまのパディントン」シリーズを初めて実写映画化した「パディントン」の日本語吹き替え版で、俳優の松坂桃李がパディントン役の声優を務めることが明らかになった。これが初の洋画吹き替えとなる松坂は、「不安もあります。その分、新鮮な刺激にワクワクしてもいます」とコメントを寄せている。
原作は1958年に第1作が発表されて以来、世界40カ国で翻訳され、3500万部以上の売り上げを誇るロングセラー。初の実写化となる映画「パディントン」は、真っ赤な帽子をかぶり、家を探しにはるばるペルーから英国ロンドンにやってきた紳士的なクマのパディントンが、慣れない都会暮らしで巻き起こすドタバタを描く。英語オリジナル版では、パディントンの声を「007」シリーズのQ役などで知られるベン・ウィショーが担当。ニコール・キッドマンらが出演している。
松坂は、パペットアニメ「くるみ割り人形」やゲーム「ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城」で声の仕事は経験しているが、洋画の吹き替えは初めて。オファーを受けた際は「『え?クマってどんな声?』と困惑しました」と明かすが、「本編を拝見し、愛らしく、繊細な心のひだをもつパディントンにすっかり魅了されてしまいました」と、すっかりほれ込んだ様子。「一つ一つの言葉を大切に、パディントンの魅力が伝わるように演じられたらと思っています」と意気込みを語っている。
「パディントン」は2016年1月15日全国公開。