「SCANDAL」ドキュメンタリー映画上映にドキドキ「丸裸にされたよう」
2015年10月4日 18:40
[映画.com ニュース] ガールズバンド「SCANDAL」が2015年に行った初のワールドツアーに密着したドキュメンタリー映画「SCANDAL “Documentary film『HELLO WORLD』”」の試写会が10月4日、東京・台場のフジテレビマルチシアターで行われ、メンバーのHARUNA、MAMI、TOMOMI、RINAが舞台挨拶に出席した。
08年にメジャーデビューを果たして以降、ガールズバンドでは23年ぶりとなった横浜アリーナでの2日間にわたる公演など、大型ライブを次々と成功させてきたSCANDAL。今年4、5月には、フランス、イギリス、ドイツ、シンガポール、台湾、アメリカ、メキシコなど世界9カ国41公演の単独ワールドツアーを敢行した。
そのうちの10公演に密着した本作では、メンバーのストイックな「プロ」としての側面や、世界中をめぐるなかで見せる素顔などを収めている。上映にあたり、ベースのTOMOMIは「丸裸にされたような恥ずかしい気持ちと、私たちのバンドをやっていくうえでの覚悟とか決意を見てもらえる喜びと、いろんな気持ちが混ざってすごくドキドキしています」と話し、ギターのMAMIも「一緒に旅をしているような気分で楽しんでいってもらえればなと思っています」と呼びかけた。
さらにメインボーカルのHARUNAは、「すごくリラックスして充実していて、1回きりではなく、次につながっていくすごく良いツアーになったと思っています」とツアーを振り返り、「メンバーのキャラクターやライブに向かうまでの空気づくり、過ごし方もすごく鮮明に1本の映画になっています」と熱心にアピール。一方、ドラムのRINAは「自分たちがデビューしたころから映像を撮ってもらっているチームにお願いして、絆が深まっているチームで海外を回ることができました」と充実の面持ちで、「お風呂とかトイレ以外、全部撮ってくれたんじゃないかと思うくらい、これが本物の密着だというものを体験しました」と笑顔をのぞかせた。
また、ツアーで印象に残った都市を聞かれると、RINAは「メキシコですね。オーディエンスの反応がどの国とも違っていました。私たちが演奏していない時間も歌ってくれたりだとか、サッカー観戦しているようにライブを楽しんでくれました」と感慨深げ。MAMIは「メキシコにいる間に誕生日を迎えた」そうで、「(公演の)お客さんがバースデーソングを歌ってくれて、メキシコの4分くらいある、3拍子のバースデーソングでした。ろうそくを吹き消すタイミングがわからなかった(笑)」と明かしていた。
「SCANDAL “Documentary film『HELLO WORLD』”」は、10月17日から公開。