松坂桃李、木村文乃と菜々緒の悪女ぶりに早くも参った!?「甲乙つけがたい」
2015年10月4日 16:10
身体能力抜群の機動捜査隊員を演じる松坂はトレーナーの指導で体幹などを鍛え、アクションにも体当たりで挑戦。だが、マンションの2階からトラックの上にジャンプし、さらに地上に飛び降りてダッシュする連続アクションには、「本当にやらされるんだと思った。勢いでやったところはあって、本気度は伝わったと思うけれど、体がもつかは僕次第」と苦笑いだ。
木村とは4度目の共演となり、実は恋人同士という設定でキスシーンもあるが、前回の映画「ピース・オブ・ケイク」ではオカマとその女友達という間柄だったため、「最初は男として、カレシとして見てくれるのか、ちょっと気まずかった。今は緊張もなく、信頼しています」と照れることしきり。一方の木村は、「ひと言交えたら大丈夫だなと思い、適度に放り投げています」と姉御肌な堂々としたところを見せた。
その2人を菜々緒扮する“完全悪女”が窮地に陥れていくサスペンス。最近は悪女イメージがすっかり定着しているが、「今までで一番かも。気合いしかありません」と不敵な笑み。自身の悪女性については、「割と性格は男っぽいので、世間的なイメージはあまり気にしない。街中で歩いていても、怖いと思われて声をかけられないから楽くらいに思っている」とあっけらかんと話した。
木村にも同じ質問が飛んだが、「ちょっと、分からないですね」とオトボケ。すると、松坂が「男性は今の感じで心がフワッとする」と指摘。共演の船越英一郎にいたっては「その態度(が悪女)だよ」と怒気を込めた。
実は船越は、老舗のコンペイトウや自身の著書を木村に差し入れていたそうで、それを明かされると「男が心乱され、惑わされ、常軌を逸するのが悪女。その目が自分に向けられると思い込み、貢ぎ物を毎日届けていた」と白状。さらに、「これ以上いろいろ言うと家内(松居一代)が取返しのつかないことになる」とグチることしきりだった。
これを踏まえ女優2人とのシーンが多い松坂は、「2人ともパブリック・イメージとは違って、とてもフランク。そのギャップに男性スタッフは転がされているんでしょうね。甲乙つけがたい」と悪女ぶりを絶賛。自身の悪女観については、「姉と妹の間で、こういう女性には気をつけろと言われ続けてきたので、いかに悪女が怖いかは分かっている。でも、だまされたとしても気が付かずに終わっている可能性もありますね」と自己分析していた。
「サイレーン」は今月20日にスタート。毎週火曜午後9時から放送(初回は2時間スペシャル)。他に北山宏光、要潤、山口紗弥加、光石研、大杉漣らが出演する。
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