米ドラマシリーズで最も人気の女性キャラクターは「SVU」オリビア・ベンソン刑事

米マーケティング会社Trailer Parkと米リサーチ会社QC Strategyは今回、テレビで描かれる現代女性とその視聴者に関する調査（「Nobody’s Damsel: A Study on Modern Women on TV and the Audiences Who Watch Them」）を行った。回答者は全米の13歳以上の男女1200人で、週に7時間以上テレビを視聴し、うち女性が主演するドラマを少なくとも1本は見ていることが条件となっている。

その結果、男女ともにほとんどの年齢層で最も人気の高かったのが、長寿シリーズ「LAW & ORDER：性犯罪特捜班」のニューヨーク市警の女性刑事オリビア・ベンソン（マリスカ・ハージティ）。51歳のハージティ演じるベンソンは、勇気と正義感に満ちたベテラン美人女性刑事で、幅広い人気を誇る。唯一の例外は18歳から24歳のグループで、「ゲーム・オブ・スローンズ」のデナーリス・ターガリエン（エミリア・クラーク）がトップだった。

上述の2名に加えて、ヒップホップドラマ「Empire 成功の代償」のクッキー・ライオン（タラジ・P・ヘンソン）も総合的な人気を博した。3人とも、影の部分を持ちながらも非常に強い女性たちだ。

一方、13歳から17歳のジェネレーションZと呼ばれる世代に人気の女性キャラクターは、「プリティ・リトル・ライアーズ」のアリア（ルーシー・ヘイル）とハンナ（アシュリー・ベンソン）だった。この世代はまた、女性が医師や大統領役を演じ、男性が恋愛中心の生活を送るなど、従来のジェンダー・ステレオタイプにとらわれないドラマを好む傾向があるという。