「すれ違いのダイアリーズ」ニティワット・タラートーン監督、タイの映画の実状を語る
2015年9月22日 14:06

[映画.com ニュース]タイ映画「すれ違いのダイアリーズ」が9月20日、東京・台東区で開催中の「第8回したまちコメディ映画祭in台東」の特別招待作品として上映され、メガホンをとったニティワット・タラートーン監督らが東京国立博物館での舞台挨拶に出席した。
「フェーンチャン ぼくの恋人」(2003年)の1編で監督デビューしたタラートーン監督は、これまでに10回以上来日している親日家で、この日は、登場するなり「今年3回目の来日です!」とニッコリ。好きな日本文化を問われると「Suicaが大好き。便利ですね!」「あだち充さんの作品のファンです」「日本アニメで育ちました」と明かし、日本愛をアピールした。
タラートーン監督は、タイの映画業界の実状についても言及。「僕が大学生だった頃は、年10本くらいしか映画が作られていなかったが、今は平均して50~60本くらい作られている」と近年の躍進を明かし、その要因について「機材やテクニックが進歩し、人が映画作りに参入しやすくなったというところもあるが、映画ビジネスそのものが拡大して、たくさんの人が映画を作ってみたいと思うようになった点が大きい」と説明した。

第88回アカデミー賞の外国語映画賞にエントリーするタイ代表作品に選ばれた本作は、首都バンコクのみで約100万人の観客動員を記録したラブコメディ。田舎の小さな小学校に赴任した青年教師と前任者の女性教師が、日記を通じて交流する姿を描く。日本では、昨年開催された第27回東京国際映画祭の「CROSSCUT ASIA 魅惑のタイ」特集で「先生の日記」のタイトルで上映された。「すれ違いのダイアリーズ」は、2016年に東京・シネスイッチ銀座ほか全国で公開。
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