映画.comでできることを探す
作品を探す
映画館・スケジュールを探す
最新のニュースを見る
ランキングを見る
映画の知識を深める
映画レビューを見る
プレゼントに応募する
最新のアニメ情報をチェック

フォローして最新情報を受け取ろう

検索

片岡愛之助×黒澤明監督!東京国際映画祭「歌舞伎座スペシャルナイト」でコラボ実現

2015年9月14日 05:00

リンクをコピーしました。
「歌舞伎座スペシャルナイト」に臨む片岡愛之助
「歌舞伎座スペシャルナイト」に臨む片岡愛之助
(C)松竹

[映画.com ニュース] 第28回東京国際映画祭(10月22~31日開催)で実施される特別上映イベント「歌舞伎座スペシャルナイト」で、歌舞伎俳優・片岡愛之助が日本映画界の巨匠・黒澤明監督作品とコラボレーションすることがわかった。イベントでは、片岡による歌舞伎舞踊「雨の五郎」が上演され、その後に黒澤監督作「虎の尾を踏む男達」が上映される。

昨年の第27回東京国際映画祭で初めて企画され、好評を博した「歌舞伎座スペシャルナイト」が今年も開催。日本が世界に誇る歌舞伎舞踊や、日本映画の名作を東京・東銀座の歌舞伎座で楽しむ一夜を演出する。片岡は、「歌舞伎も映画同様娯楽です。見たことのない映画、新作映画には興味を持って劇場へ足を運ばれるように、歌舞伎にもこの東京国際映画祭プレゼンツ『歌舞伎座スペシャルナイト』をきっかけに、足をお運びいただければ本望です」と呼びかけている。

さらに、片岡は「雨の五郎」について「春雨の中、遊女・化粧坂少将(けわいざかのしょうしょう)の恋文を手に廓(くるわ)へ通う五郎の色気とカラミとの豪快な立ち回りが見どころです」と説明。「見得を切るようなザ・歌舞伎という場面もある、歌舞伎らしい華やかさが満載です」とアピールしている。

歌舞伎十八番のひとつに数えられる「勧進帳」を題材にした映画「虎の尾を踏む男達」は、1945年に完成したものの、日本の検閲官が「勧進帳」を愚弄(ぐろう)していると言及したことで、7年間にわたり存在自体が封印されたという逸話を持つ作品。また、戦後日本の占領にあたったGHQは、歌舞伎そのものを「封建的道徳を賛美し、民主化の妨げになる」とし、多くの演目を上演禁止に処していた。その時代にあって、「虎の尾を踏む男達」はGHQの映画部門担当官の目に止まり、政治を超えた芸術への理解を得た結果、1952年4月24日に劇場公開された。

片岡は、同作に対し「歌舞伎の演目が題材に選ばれていますので、歌舞伎俳優としてはうれしい作品です」とコメントを寄せる。そして、「検閲に引っかかりましたが、GHQの方々のご尽力で、歌舞伎と同様に復活できた歴史を持つ作品が、戦後70年目の節目に歌舞伎座で上映されることには、ご縁を感じます。『雨の五郎』とともにぜひ楽しんでいただければと思います」と語っている。

「歌舞伎座スペシャルナイト」は、10月26日に歌舞伎座で実施。10月3日の午前10時から、特性弁当付きチケット(税込1万円)が販売開始される。

フォトギャラリー

片岡愛之助 の関連作を観る


Amazonで関連商品を見る

関連ニュース

映画.com注目特集をチェック

関連コンテンツをチェック

おすすめ情報

映画ニュースアクセスランキング

映画ニュースアクセスランキングをもっと見る