山形国際ドキュメンタリー映画祭、マノエル・ド・オリベイラ監督作が日本初上映
2015年9月10日 18:30

[映画.com ニュース] 2年に1度行われるドキュメンタリー映画の祭典「山形国際ドキュメンタリー映画祭2015」の会見が9月10日、東京・外苑前のブラジル共和国大使館で行われ、同映画祭の東京事務局長である濱治佳氏、「ともにある Cinema with Us 2015」部門のコーディネーターである小川直人氏、インターナショナル・コンペティション部門の審査員である牧野貴氏が出席した。
オープニング作品は、2015年4月に106歳で逝去したマノエル・ド・オリベイラ監督の「訪問、あるいは記憶、そして告白」(1982年製作)に決定。濱氏は「オリベイラ監督が逝去されるまで、リスボンのシネマテークに保存されたまま、劇場で上映されることはありませんでした。今年の5月のカンヌ映画祭で初めて上映され、世界中で話題になりました。こちらを、日本で初上映いたします」と説明し、来場者に向け「映画そのものへの愛を、ふと立ち止まって考える機会になるかもしれません」と呼びかけた。
また、日本とブラジルの外交関係樹立120年の節目を記念し、ブラジルやラテンアメリカの作品特集を実施。日本では紹介されていない数々の名作を上映する貴重な機会だけに、濱氏は「現在のブラジル経済は非常に上向きで、ワールドカップやオリンピックがあったりと、激変している場所でもあります。現在のブラジルで起こっていることは、遠いですが、日本の私たちに降りかかっていることとシンクロするところがあると考えています」と力強く訴求した。

東日本大震災以後の日本社会をドキュメンタリーの視点から見つめなおす「ともにある Cinema with Us 2015」部門では、社会学者・小熊英二が原発反対デモの模様をカメラに収めた「首相官邸の前で」ほか10作品を上映。2013年から同部門に参加している小川氏は、「記憶、関心の風化を言われているなかで、一昨年に特集を組みましたので、正直心配していましたが、たくさんの方に見て頂けました。山形という場でこういった特集を組めること自体が、良い環境で震災に関する作品を見ることができる場だと実感しています」と話し、「震災から何年か経ち、震災そのものや社会の情勢、あるいは個々人の生活・人生をどう描くのかという点で、興味深く感じた作品を選んでいます」と思いを込めた。
山形国際ドキュメンタリー映画祭は、アジア初の国際ドキュメンタリー映画祭として、1989年から隔年で開催。14回目を迎える今年は、世界124の国と地域から1874作品の応募があり、会期中に33作品が上映される。10月8~15日に山形市中央公民館、山形市民会館、フォーラム山形、山形美術館ほかで開催。
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