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坊主頭を初披露の伊藤淳史、山本美月にナデナデされ大照れ

2015年8月27日 17:50

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ためらいがちに伊藤の坊主頭をなでる山本(右)
ためらいがちに伊藤の坊主頭をなでる山本(右)

[映画.com ニュース] 実在の住職による体験記を映画化した「ボクは坊さん。」の報道陣向け内覧会が8月27日、東京駅前・新丸ビルで開催される高野山の魅力を伝える期間限定イベント「高野山カフェ in 丸の内ハウス」(同28日~9月6日)内で行われ、撮影後初となる坊主頭の僧侶姿で登場した主演の伊藤淳史をはじめ、ヒロインの山本美月、原作者の住職・白川密成氏が出席した。

約9カ月ぶりに僧侶の格好をした伊藤は、「体格が似ているので、今日は密成さんの袈裟(けさ)をお借りしました」と告白。さらに「お坊さんの衣装は、身がひきしまるし、背筋がすっとします。今日はずっと背筋をピーンとしてようと思います」と笑顔で答えた。

伊藤の演技について白川氏が、「練習に来てもらったり、私の動画を見てもらったりと、その姿勢に関心した」と称賛すると、伊藤は「お医者さんの役はお医者さんが見てもおかしくないように。お坊さんの役はお坊さんが見てもおかしくないように。いつもそういう気持ちで演じています」と明かした。これに対し白川氏は、「そんな気持ちで演じてくれているのが、嬉しい」と感激の面持ち。そんな、現役住職も驚くほどの演技を見せた伊藤だが、読経シーンでは白川氏の指導が入ったそうで「お経に関しては、密成さんから『力みすぎ』と言われ、力を抜くことを意識しました。演技とは逆な感じがして難しかった」と述懐した。

一方、主人公の幼なじみ・越智京子役の山本は、「現場のお坊さん姿の役者さんたちが、なんだかかわいくて、手の届かないところにいるイメージだったお坊さんのイメージが変わりました」とニッコリ。白川氏も、「仏教にはポップなゾーンがあるということを、知ってもらいたい」とアピールした。また、イベント最後のフォトセッションでは、山本が伊藤の坊主頭をなで「気持ちいい!」とご機嫌で、顔を見合わせた2人が爆笑するなど、終始和やかなムードだった。

愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場の第57番礼所・栄福寺の住職・白川密成氏が、コピーライターの糸井重里氏が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載した実話を、「ALWAYS 三丁目の夕日’64」で監督助手を務めた真壁幸紀がメガホンをとり映画化。住職であった祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、24歳の若さで住職となった主人公・白方光円が、知られざる「坊さんの世界」に戸惑いつつも成長していく姿を描く。

ボクは坊さん。」は10月17日から四国エリアで先行公開。10月24日から全国で公開。

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