「劇場版 弱虫ペダル」舞台挨拶にロードレーサー・くまモン乱入!
2015年8月23日 05:00
[映画.com ニュース] ロードレースに青春を燃やす高校生たちの成長や友情を描く人気アニメを映画化した「劇場版 弱虫ペダル」の完成披露試写会が8月22日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。この日は、主人公・小野田坂道役の山下大輝をはじめ、森久保祥太郎、代永翼、柿原徹也、宮野真守の主要声優陣が舞台挨拶に登壇。さらにシークレットゲストとして、同作とコラボ中の熊本県のPRマスコットキャラクター・くまモンが登場し、キャストともに映画のヒットを祈願した。
声優として映画初主演となった山下は、「まさか劇場版になるとは思っていなかったので、感無量です!」と満面の笑顔。そんな山下の成長ぶりについて、先輩声優陣は「テレビシリーズが終わって、(本作で)再会した時にたくましくなっていた。坂道を追い越すほどの気合いの入り方だった」(森久保)「いい芝居をしようっていう思いが伝わってきたので、絶対にいい作品になると思った」(柿原)と称賛した。
イベント中盤には、「総北高校自転車競技部」のジャージに身を包んだくまモンが、自転車に乗って登場。これに対し、熊本台一高校のエース・吉本進役の宮野が、「熊本台一高校のジャージじゃない!」とからむも、くまモンは涼しい顔でポーズ決め、会場を笑わせた。
さらに本作のテーマ「魂の継承」に話題が移ると、柿原が「テレビアニメが始まった時、俺たち先輩の全力の芝居をぶつけて、それを大輝がどう継承するかなっていう話をしていた。結果、いい役者になった」と明かした。先輩からの称賛の声に、山下は終始恐縮しきりだったが、「のどがつぶれてもいいやっていう思いでやってきた。これからも、坂道のように走っていきたい」と胸を張った。
「週刊少年チャンピオン」(秋田書店刊)で連載中で、累計発行部数1400万部を越える人気コミック「弱虫ペダル」の劇場版。初のオリジナル長編となる本作は、原作者の渡辺航氏が映画のために書き下ろしたオリジナルストーリーとなっており、熊本・阿蘇を舞台に、総北高校自転車競技部が“炎のクライマー”吉本率いる地元・熊本台一高校など強豪チームと対戦する。「劇場版 弱虫ペダル」は、8月28日から全国で公開。