「かけがえのない人」“運命の恋人”演じたジェームズ・マースデンが明かす俳優論
2015年8月21日 13:20

[映画.com ニュース]「きみに読む物語」の原作者として知られるニコラス・スパークス氏のベストセラー小説を映画化した「かけがえのない人」が8月22日に公開される。忘れられない“運命の恋人”と出会う主人公を演じたジェームズ・マースデンが、自らの俳優論を語るインタビュー動画を映画.comが入手した。
映画は、初恋の相手と20年ぶりに再会した立場の違う2人が、改めて真実の愛や運命について考え始める姿を描く。暗い過去を持つ主人公ドーソンは、共通の友人の死を機に、不運が重なり離ればなれになった学生時代の恋人・アマンダと再会するが、アマンダはすでに別の男性と家庭を築いていた。「設定が素晴らしい。この物語は、道を進むというより、さまよう人間の状態について、選ばなかった選択肢について、それがどんな結果をもたらすのかについて掘り下げていると思う」とマースデンは言う。
また、今作を「元来、俳優同士の化学反応を映し出す映画」と自らの俳優論を展開し、メガホンをとるマイケル・ホフマン監督は「この映画にぴったりだ」と喜ぶ。「僕は技術的なことにとらわれる多くの監督たちと仕事をした。それは素晴らしいし必要なことだ」と前置きした上で、「マイケルはまさに俳優のための監督なんだ。俳優が予期していなかった方向に連れて行って、キャラクターを掘り下げる。そういう本当のぜいたくはめったに手に入らない」と俳優の新しい面を引き出す演出方法に感謝。「(ホフマン監督は)相手を勇気づけ、異なることに挑戦させる。もしうまくいかなくても、彼がいてくれるから安心できるんだ」と全幅の信頼を寄せている。

「脚本を読んでキャラクターを見た時に、何か反応したくなるようなものがあればそれを追及する」といい、今作ではヒロインを演じたミシェル・モナハンとの共演が大きく影響している様だ。「長い間ミシェル・モナハンの仕事を素晴らしいと思ってた。彼女と一緒に南部に出掛けて、ロマンチックなラブストーリーを撮影するなんて最高だと思ったんだ」
しかし、大人になった2人の関係は簡単には進まない。「この2人は複雑な人生を送ったあとで、進むべき方向を模索しようとする。彼女は結婚して子供もいる。彼は基本的にはみ出し者で世捨て人のような生活をして、過去を後悔している。そういう全てのことを含めて、2人がまだ心のつながりを感じるかどうかなんだ」と、運命と現実の狭間で揺れるドーソンたちの心情を分析した。
さらに、葛藤の中にある青年期のドーソンを演じた豪俳優ルーク・ブレイシーに触れ、「とても魅力的で素晴らしい。彼はすごい努力家で、僕が25歳の時にはできなかったことをやるんだ。『何でもやります! 任せて!』と言って、ワニがいる入り江に飛び込んだり……」と手放しで大絶賛。しかしコメントの最後には「オーストラリアでそういうことに慣れているだけかもね」とおどけてみせ、チャーミングな一面をのぞかせた。
「かけがえのない人」は、8月22日から全国で公開。
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