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日本人初の快挙!演技未経験4人がロカルノ映画祭最優秀女優賞受賞

2015年8月17日 23:30

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「ハッピーアワー」場面写真
「ハッピーアワー」場面写真
(C)fictive, NEOPA

[映画.com ニュース] 濱口竜介監督最新作「ハッピーアワー」に出演した演技未経験の女優4人が、8月15日までスイス・ティチーノ州で開催された第68回ロカルノ国際映画祭で、日本人で初めて最優秀女優賞の栄冠に輝いた。

同映画祭は、ベネチア、カンヌに続く世界で3番目に古い歴史と伝統を持つ映画祭。若手監督の登竜門ともいわれ、2007年には小林政広監督の「愛の予感」が、最高賞である金豹賞を受賞している。「ハッピーアワー」は、メインコンペティションとなるインターナショナル・コンペティション部門に日本で唯一選出されていた。

快挙を成し遂げたのは、ストーリーの主軸となった田中幸恵菊池葉月三原麻衣子川村りらの4人。映画やテレビへの出演経験はなく、濱口監督のイベント「KIITOアーティスト・イン・レジデンス2013『濱口竜介 即興演技ワークショップ in Kobe』」の参加者だったという。授賞式では、田中さんが4人を代表し「この賞は私たち4人だけでなく、出演者全員でとれたと思っています。私たちはずっと濱口監督、そして濱口監督のチームに多大なる誇りを持っています」と挨拶した。

ハッピーアワー」は、30代後半を迎えた仲の良い4人組の女性たちが、1人の離婚騒動を通して人生を見つめ直していく姿を描いた、総尺5時間17分の大作となっている。12月からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

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