大島優子、「ロマンス」タナダユキ監督に最敬礼「裸になってお芝居が出来た」
2015年8月13日 20:00

[映画.com ニュース] 女優・大島優子が約6年ぶりに映画主演を果たした「ロマンス」のジャパンプレミアが8月13日、東京・スペースFS汐留で行われ、大島をはじめ共演の大倉孝二、タナダユキ監督が舞台挨拶に出席した。
第一三共ヘルスケア「ミノン全身シャンプー」のCMでもタッグを組んだ大島とタナダ監督。タナダ監督は、「どこからどう撮られてもかまいません、みたいにさらけ出してくれて、すごくやりやすかったです。かわいく映ろうという下心がまるでない女優さんでした」と大島の女優としての姿勢を絶賛する。これを受け、大島も「役者の気持ちを考えてくれていて、『自由に動いてください、それを私は自由に撮ります』というスタイルだったので、信頼してくれていることがわかりました」と最敬礼で、「私も信頼返しというのができたので、それがタナダワールド。だからこそさらけ出して、裸になってお芝居が出来るというのを味わえました」と笑顔をはじけさせていた。
さらに大島は、初共演となった大倉との印象を振り返り、「全然目を合わせようとしてくれなくて、うつむき加減だったので、シャイな人なんだなと思いましたね」とバッサリ。それでも、「撮影初日になって距離を詰めて行って、お話をしたらそこからスピードを上げて(親密になった)」とフォローすると、大倉は「バカにされた感じで話しかけられて、なるほどこういう人なんだと思いました」と苦笑を浮かべていた。
また、大倉が満場の客席を見渡し「一説によると、一番乗りのお客様は昨日の朝の10時から並んでいたそうで」と話すと、場内からはどよめきの声が。大島は「iPhoneの発売みたいだね。ありがとうございます!」と謝辞を述べ、大倉は「とりあえず(午前10時から)30時間待ってくれた人が、本編で寝ないかが心配で心配で。(劇中では)それを乗りきれるくらい、僕らのやり取りが楽しいものになっていると思うので、頑張ってください」と語り、熱心なファンをねぎらっていた。
「ロマンス」は、小田急電鉄ロマンスカーのアテンダントとして働く鉢子(大島)が、映画プロデューサーを自称する男・桜庭(大倉)にそそのかされ、何年も会っていない母を探すため、箱根をめぐる旅に出る姿を描いた。8月29日から東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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