【やりすぎは禁物】せっかくの美しさが台無し……女優たちの残念メークアップ
2015年7月26日 12:30
[映画.com ニュース] 女性たちの美しさを引き立てる秘密兵器、メークアップ。それはちょっとした加減で、顔全体の印象をガラリと変えてしまうもの。今回は、先日世間をビックリさせたユマ・サーマンをはじめ、せっかくの美しさが台無しになってしまった女優たちの残念メークアップ(メークダウン!?)にスポットをあてます。
主演ドラマ「Slap」のプレミアに出席したユマ・サーマンの老け顔に世界が仰天。アイメークをせずに眉とリップを強調したことで、不自然かつ不機嫌そうな表情になってしまいました。実際、ユマも化粧が気に入らなくてご機嫌ななめだった? メークアップアーティストは新しいメークを“実験”したと言っているけれど、実験台にされたほうはいい迷惑だったはず。それでも、数日後にテレビに出演した彼女は、ナチュラルメークでいつも通りの顔を披露し、「悪く言われたって、いちいち気にしないわ」と騒動を丸~くおさめました。NGメークは真似したくないけど、オトナの対応は見習いたい!
あのアンジェリーナ・ジョリーが、白い粉まみれでレッドカーペットに登場。顔どころかデコルテも真っ白! いつもならその美しさにため息が出ちゃうのに、この日ばかりは苦笑いするしかありませんでした。この白い粉の正体は、「HDパウダー」とか「HDトランスルーセントパウダー」と呼ばれる撮影用のフェイスパウダー。高精度カメラの映像で小じわや毛穴を目立たなくするだけでなく、肌の色を均一にして、さらにはキメ細やかでなめらかな質感にしてくれちゃう魔法のアイテムなんです。が、付けすぎかどうかは、フラッシュを浴びるまでわからないというのが難点。アンジーも、自分の写真を見て絶句していたかもしれませんね。実はこの粉ミス、ユマ・サーマンやニコール・キッドマン、ドリュー・バリモアもやらかしています。最後の仕上げが裏目に出るなんて、なんとも皮肉……。
ア、アナベル人形!? パッチリした青い瞳がきれいなアンドレア・ライズボローが、真っ赤なほっぺたで呪いの人形そっくりになってしまいました。ステージ上でスポットライトを浴びることを計算した白塗り×極赤リップに、至近距離でのフラッシュは禁物です。本当にコワッ。
「ゴシップ・ガール」のクイーンBことブレア役で知られるレイトン・ミースターは、ハロウィンでもないのに仮装のようなケバケバ・ゴス系メークで大失敗。「アメリカンイーグル」のオープニングパーティなのに、やたらロックっぽいんです。歌を披露するために気合いを入れたんだとしても、さすがに濃すぎでしょ~。 もともとガーリーな顔立ちなんだから、“きれいなお姉さん”路線のほうが絶対に似合う!
やりすぎメークでつまずくセレブが多い中、すべてにおいて物足りないキャサリン・ゼタ=ジョーンズ。いつもはやりすぎなのに、それ完成形ですか? と聞きたくなってしまう中途半端さにガッカリです。メークさんが手抜きしたのか、時間が足りなかったのか。ぼやけたアイラインが、余計にわびしさを醸しだしちゃってます。美しさに磨きがかかることもあれば、美しさを打ち消してしまうこともあるメークアップの威力って、本当にスゴいんですねえ。(政氏裕香)
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父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
「苦役列車」「まなみ100%」の脚本や「れいこいるか」などの監督作で知られるいまおかしんじ監督が、突然体が入れ替わってしまった男女を主人公に、セックスもジェンダーも超えた恋の形をユーモラスにつづった奇想天外なラブストーリー。 39歳の小説家・辺見たかしと24歳の美容師・横澤サトミは、街で衝突して一緒に階段から転げ落ちたことをきっかけに、体が入れ替わってしまう。お互いになりきってそれぞれの生活を送り始める2人だったが、たかしの妻・由莉奈には別の男の影があり、レズビアンのサトミは同棲中の真紀から男の恋人ができたことを理由に別れを告げられる。たかしとサトミはお互いの人生を好転させるため、周囲の人々を巻き込みながら奮闘を続けるが……。 小説家たかしを小出恵介、たかしと体が入れ替わってしまう美容師サトミをグラビアアイドルの風吹ケイ、たかしの妻・由莉奈を新藤まなみ、たかしとサトミを見守るゲイのバー店主を田中幸太朗が演じた。
文豪・谷崎潤一郎が同性愛や不倫に溺れる男女の破滅的な情愛を赤裸々につづった長編小説「卍」を、現代に舞台を置き換えて登場人物の性別を逆にするなど大胆なアレンジを加えて映画化。 画家になる夢を諦めきれず、サラリーマンを辞めて美術学校に通う園田。家庭では弁護士の妻・弥生が生計を支えていた。そんな中、園田は学校で見かけた美しい青年・光を目で追うようになり、デッサンのモデルとして自宅に招く。園田と光は自然に体を重ね、その後も逢瀬を繰り返していく。弥生からの誘いを断って光との情事に溺れる園田だったが、光には香織という婚約者がいることが発覚し……。 「クロガラス0」の中﨑絵梨奈が弥生役を体当たりで演じ、「ヘタな二人の恋の話」の鈴木志遠、「モダンかアナーキー」の門間航が共演。監督・脚本は「家政夫のミタゾノ」「孤独のグルメ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭。
奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。